第63回グラミー賞。反省文。
第63回グラミー賞。
私の予想は、Record Of The Year「EVERYTHING I WANTED」Billie Eilish、Album Of The Year『FOLKLORE』Taylor Swiftの2部門が当たって、2勝2敗でした。
驚いたのは、Song of The YearはH.E.R.「I Can't Breathe」が獲得したこと。
グラミー賞の発表前に予想を立てているときに、友人に、H.E.R.「I Can't Breathe」が獲って欲しいなぁと話してはいたのですが、これまでのグラミー賞の傾向では無理かなと思って、予想から外した私を猛省しています。
来年はこれまでの受賞傾向に日和ることなく、自分の音楽への感性をもっと信じて予想を立てようと思いました。
Record Of The Yearを獲得したBillie Eilish。2年連続の受賞はないかな? とも思いましたが、単純にこの楽曲がBillie Eilishの楽曲の中で個人的に一番好きなことと、Billie Eilishは、2020年のアメリカ大統領選挙で積極的に若者に呼びかけていたことを踏まえて、予想に入れました。
Album Of The Yearを獲得したTaylor Swiftは、COVID-19のパンデミックが起きたことで、リモートで作り上げたアルバム。Song Of The Yearを獲得したH.E.R.は、Black Lives Matterへの思いを、Facetimeでベッドルームで作り上げた楽曲。ベッドルームで作り上げたという楽曲では、Billie Eillishも同様。
グラミー賞は、その年の社会の動きがこれまでも反映されてきたので、主要3部門を獲得したアーティストには2020年を象徴する社会背景があることも、受賞の理由なのではないかと思います。
今年もグラミー賞には様々なサプライズがありました。
また問題点も多々あるのは考えていかなければいけないことです。
個人的には、ロックバンドが大好きなので、今年もロックバンドによる主要4部門の受賞が無かったことが気がかりではあります。来年は社会的なメッセージも時代性も、ロックバンドでずば抜けた作品が出てくることに期待したいです。
とにかく、今夜は、H.E.R.「I Can't Breathe」を聴いて、一日を終えたいと思います。グラミー賞、いろいろありますけれど、今年もとてもエキサイトしました。音楽はやっぱり最高です。