今日の1冊(13) ドオン!
今日の1冊は、
山下洋輔 文
長 新太 絵
「ドオン!」
福音館書店
今日の1冊は、生徒さんが本棚から持ってきた1冊です。
発想豊かで いたずらっ子の彼女(年長さん)は、好奇心が弾けている人で、レッスンは定型では進みません。笑
私はそんな彼女が大好き!
直接的な言葉にはしませんが、
レッスンの中では、
「その興味の先には何があるの??」
「私にも あなたのお話しきかせて!」
と、いつも投げかけています。
いたずらのウラには いつも好奇心が。
こちらの予想外の展開には 彼女なりのワケがあるのです♪
そんな彼女が、レッスン終わりに教室の本棚から持ってきたのが この1冊。
今日のレッスンは、ボンゴ(太鼓の仲間)を使って、
音の形を描いたり、
ボンゴを描いたり、
リズムのワークをしたり、
音楽に合わせて、ボンゴを叩いて演奏したり…、
「タイコ」でたくさん遊んだレッスンでした。
レッスン後、教室の本棚に たくさんある本の中から、この本を選んできた彼女に感激!!
長新太さんの ダイナミックな絵。
(彼女は、絵を描くのが大好きで とってもじょうずなのです。絵にも響いたのかも?!)
山下洋輔さんの ドキドキワクワクする言葉。
どんどん高まる気持ちと太鼓の音。
(今すぐ音にしたくなるようなオノマトペで表現されています)
そして最後の「いま きたー!!」というドキドキ!!
心地よい開放感とHappyも、彼女にぴったり!と感じました。
「だよねー!!
ドオン!って楽しいよねー!!」
と、思わず「同士」になった瞬間でした♪
何年も前に、Eテレの番組で山下洋輔さんが、この本を題材に、小学校で授業をする様子を拝見しました。
その時に求めていた、一体感 同士感じ 共有感 を思い出しました。
年齢関係なく、音と音楽を通して、共有感が持てる瞬間が、私の悦びのひとつでもあります。