わたしについて③〜My Story〜離婚、再就職、第二の人生

アロマとハーブで叶える家族の健康と美Life
香音のうらべ清香です。

前回の記事はこちら。

結婚の準備を進める中でも、違和感は大きくなるばかり。
彼に「やっぱり結婚しない」と伝えるも
「ここまで来たんだし」と丸め込まれ、
喜んでいる両家の親のことを考えると結婚を取りやめることもできず、
そのままの流れで結婚してしまいました。
そして、時々パートに出る専業主婦に。

結婚すれば、きっと何とかなる。
そう思っていたけれど、
そんな結婚がうまくいくはずもなく。


ストレスフルな暮らしの中で出会ったのが
アロマテラピーでした。
オレンジだったか、グレープフルーツだったか
記憶は定かではありませんが
お店で柑橘の精油を手にして香った時、
なんとも言えない感覚があったのです。

グーッと自分が引き上げられる感覚で、
視野が広がるというか心が軽くなるというか
ホッとするような感覚もあり、
自分をもっと大事にしなくっちゃと感じました。

そして、精油のことをもっと知りたい!と思うようになります。
とりあえず、近所の図書館でアロマテラピーの入門書を借りて、
それを夢中で読み、パソコンでワードに打ち込みました。

結局、結婚は長くは続かず、
2年半で離婚。

そう、ここまで読まれた方はお気付きだと思いますが、
私のそれまでの人生は、自分で決めているようで
全て周りの人に任せっきりの人生だったのです。
というか、自分の人生哲学もポリシーもなく、
何となく生きてきた私の性格が導いた人生の結果がこれでした。


「離婚後は、全部
 自分の心に素直に自分で決めて、
 私の人生を一人で生きていこう」

そう決意して嫁ぎ先の他県から地元に戻り、
一人暮らしを始めることにしました。

実家に戻って親と同居してしまうと、
私はきっとまた親の顔色をうかがいながらの人生になる…
そしてこれまでと同じことを繰り返してしまう…
それを危惧しての一人暮らしでした。

新生活に期待を寄せ、帰郷するために意気揚々と家探しを始めましたが
無職だった私は一人暮らしの家を借りるのも一苦労。
親の名刺を出し、ようやく1DKの部屋を借りることができました。

部屋が決まっていざ新生活!と家電を買いに量販店に行っても、
その店の会員カード(クレジット機能&5年保証付き)も作れない。
バツイチ無職20代後半独身女子は、
いかに社会的信用がないのかを痛感。

一人で生きていきたいのに、
親の力がないと部屋も借りられないうえ、
クレジットカードも作れない無力さ。

暮らしを立てなおして社会人としてリスタートしようとしてるのに、
社会は私を全く信用していない。
社会は冷たい。
もう、どうすればいいの?

無力さと孤独に、一人で静かに泣きました。
そして、人生のどん底を味わいました。


でも、誰かにリードされず、
自分の意思で人生を作っていけば、
私は絶対幸せになる!という
根拠のない自信だけは、なぜかありました。

今までの人生の逆の選択をしていけば
これ以上不幸になることもないだろうと。

社会は私を信用してないけど
私だけは、最後まで私を信じる。
私が私を信用しなくて、誰が私を信じてくれる?
誰かに幸せにしてもらうんじゃない。
私自身が私を幸せにするんだ。

元安川の川辺の芝生にペタンと座り、
流れゆく川を眺めて1人涙を流しながら
「私は第二の人生を生きる!
 もう一度生まれ変わろう。」

そう決意したのは、2005年の12月末のことでした。


そして、年が明けて一人暮らしを始めて2週間後、
割とあっさり就職が決まりました。

一人で生きていくためには、
今まで通りの事務職では
いつ退職に追い込まれるかわからない。
次は営業のスキルを身に着けたい。
営業なら事務よりもお給料も良いし
転職しても潰しがきく。
そうだ!営業をやってみよう。

そう思い、営業職未経験でもOKの会社を探し、
新天地を求めていくつか面接を受けたり
紹介予定派遣を狙って派遣会社にもいくつか登録しました。

すると、あるIT系の会社から
紹介予定派遣というかたちで内定を頂き
一刻も早く働きたかった私は
そこで働くことにしました。
「とりあえず、来月の家賃は払える」
そう、ほっとしたのを覚えています。

3か月後には派遣からその企業との直接雇用に変わり、
順調にキャリアを重ねました。
入ったその職場は、なぜか同年代の離婚歴のある人が多く、
私の離婚歴も「そんなこともあるさ」と
軽く笑い飛ばしてくれるありがたい環境。

明るいバツイチの人たちに囲まれて、
バツイチへの劣等感は次第に消えていきました。
会社の人間関係も良く、毎日慣れない営業を体当たりでこなしつつも、
長期休みは同僚と海外旅行に行ったり、
仕事もプライベートも毎日がとても充実していました。

会社には独身者が多かったので、
夕方からはみんなで飲みに行くことも多く、
人見知りの私が溶け込むのに長い時間は必要ありませんでした。


仕事では、ブラインドタッチでのタイピングの速さを認められ、
月に一度本社から幹部達が来て開かれる営業会議の議事録作成を、
まだ派遣社員でありながら任されるようになり、
売上、利益、粗利など支社の億単位という大きな数字の表を見ることにも
次第に慣れて、営業的スキルも磨かれていいきました。

リスト営業やクロージング、
有効なフライヤーの作成なども、
この時に身に付いたスキル。

ITに強い人ばかりの環境にいると、
私も次第にそうなっていくもので、
フライヤーもホームページ作成も、デザインセンスはともかく、
外注せずに1人でちゃちゃっとやってしまう器用貧乏の私がいつの間にか出来上がりました。

女性の事業主は数字に弱い人も多いと言われますが、
この時に身に付いた数字感覚やビジネスマインドは、
個人事業主となった今、とても生かされています。

人生で無駄なことってないんだなと
つくづく実感します。

そして、その職場で、運命のいたずら。
今の夫と出会うのです。


次に続く。


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