5W1Hの功罪
企業の改革をお手伝いしていますと、だいたい突き当たる壁がありまして、その事業とか作業とかをなぜしているのか?というWHY、つまり目的を分からず(分かろうとせず、分かる必要があると思わず)やっていてうまくいかない・改良ポイントがわからない、という壁です。
それに対して「常に5W1Hを念頭にしていれば解決しますよね」と思っていたのですが、そこにも壁があることに先日、気付きました。
5W1Hって学校で習いましたでしょ。「いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように?」と習いましたね。この順番がいけないんだと思ったんです。
「なぜ?」から始まっていれば、私達はいつでも目的を明確にして(開始時は明確で無かったとしても、答えるべき問いだという前提を共有して)物事に取り組むことができるはず。そのほうが複数の人と協力して行う仕事は、余計な衝突を最小化してより楽しくラクに進められるはず。
「なのにどうして『いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように』の順番なのだろうか?」と思いググってみたら、「5W1Hは、一番重要なことを先頭にもってくるニュース記事を書くときの慣行である。(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/5W1H)」
なるほど!結果を伝える(だけの(ごめんなさい))ための順番だとこうなるのか!
しかし、正解をそれぞれの自分で作らねばならぬ現代人の我々は、これからの5W1Hは、WHY? What? Who? Where? When? and then How?の順番で問いを立てていこうではありませんか。
ちなみに、私はSimon Sinekのファンです。
(2022.4.4)