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中殿筋障害による腰殿部痛
こんにちは!腰痛マガジンメンバーのこじろう(@reha_spine)です。
今回は、非腰椎性の腰殿部痛を呈する「中殿筋障害」についてご紹介させて頂きます。
非腰椎性の腰殿部痛を呈する疾患としては、上殿皮神経障害、中殿皮神経障害、中殿筋障害、仙腸関節障害、梨状筋症候群を含む深殿部症候群などが報告されています。
深殿部症候群については前回の投稿内容をぜひご覧ください ^ ^
今回はこの中の、「中殿筋障害」についてまとめていきます。
今回の記事は特に以下のような方にオススメな内容となっております!
✔︎ 非腰椎性の腰殿部痛について知識を深めたい方
✔︎ 中殿筋障害について詳しく理解されたい方
✔︎ 中殿筋と殿部痛の関連性について学びたい方
では本題に移っていきましょう!
▶︎中殿筋障害の症状
【症状】
患側の殿部痛、下肢症状。
下肢症状では大腿側面や後面への放散痛が多く、第5腰椎神経根症状に似た領域に痛みが生じます。大腿後面への放散痛は中殿筋障害の約80%ほどともいわれています。
そのため、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症との腰椎疾患との鑑別が必要となります。
もしくは、これらの腰椎疾患に合併することもあります。
体動や長時間の座位、立位、片脚立位、歩行などで悪化しやすく、間欠性跛行を呈することもあります。1)
▶︎中殿筋障害の病態
後ほど説明させて頂きますが、中殿筋障害に対しては除圧術の効果があることから、中殿筋障害の病態としては、中殿筋の慢性的なコンパートメント症候群が考えられています。
また、同部の支配神経の関与や上・中殿皮神経の関与、傍脊柱筋の過度な緊張が強腰筋膜、殿筋筋膜、腸脛靭帯を介して殿部へと影響することも指摘されています。
▶︎腰殿部痛を呈する疾患の特徴的な圧痛部位
では、非腰椎性の腰殿部痛を呈する疾患について、特徴的な圧痛部位を確認していきましょう! 2)
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