意思【ぼくらの障害ドキュメンタリー.2021.3.16】

ご飯は”できたて”より今この”食べたいときに食べれるか”の方が美味しいに繋がるので、ママさんが「いつ帰ってくるかわからなかったから」と毎回言うのはぼくにとっては”美味しくない”方に繋がるので冷めてても帰ってきた瞬間に食べれるようにしてほしいとここに願っておきます。どーもきよです。
　
完全にママさんに直接言った方が良い夫婦の会話をこにこぼしておきました。
そんな今日の佐賀は雨です。
　
さてさて、今日は愛の回。
イサネさんが愛しくてたまらないよーってそんな感じのお話です。
ではでは…
　
あっ！イサネさん今日発達検査らしいよ！
　
　
　
▼伝え方
　
昨日の出来事です。
　
昨日家に帰りつきお昼寝感覚で帰ってすぐに夕寝をしちゃいました。
　
二時間ぐらい寝たのかな？意識が朦朧としながら目を覚ますとイサネさんは相変わらず全裸ではしゃぎ中。
　
ぼくが目を覚ましたのに気付くと『パパパパ～』の感じですね。
本当にイサネさんはパパのことが大好きです。
　
ぼくの手を引きあれしてこれしてのオンパレード。
すぐにお風呂に行こうとして「パパお風呂行くよ～」っと声をかけると少し嫌そうな表情。
　
ならばという事でもう少しイサネさんの相手をすることに。
　
『パンを焼いてー』っとパンを指差ししたのでパンを焼いてあげ、『マーガリンを塗りたいー』ってことで一緒に塗ってあげ、パンが仕上がると何故かパンをキッチン横の物置に使ってるカウンターに持って行きました。
　
様子を伺ってると他のお菓子もそこに置き始め、最終的には『ここにぼくも乗せてー』っと指を差してくる始末。
　
最近高いとこに乗せてーっとやたらと指差ししてくるんですよねー！
洋服棚の上とか…。
　
カウンターに座らせ、それが長引きそうだったのでひとまず下ろして「パパお風呂行くよー！」っと我慢できずにそそくさお風呂へ行くとママさんの方へ行ってました。（多分ママさんにお願いする気だな…）
　
　
お風呂から上がると案の定ママさんが付き合わされてました。笑
カウンターに座るイサネさん。
　
んでパパがお風呂から上がってきたからと『パパパパー』を発動！
パパの方へ手を伸ばし、隣にママがいるのにパパに『ここから下ろしてー』の合図。
　
パンツ一丁ではいはいーっと向かい下ろしてあげると今度は手を引きクローゼットの方へ。
　
おや？っと思うとパパに『洋服を着てー』っと要求してくるんですよね。
自分は全裸のくせに！
　
それを見かねたママさんが「パパに着せるならイサネも着ろうねー」ってことでパンツとシャツを着させられました。
　
ぼくもイサネさんの指示通りパジャマを着ました。
　
なんか珍しい流れだなーっとか思ってるとここからもやっぱり流れが違う！
　
パパの手を引き、さらにはママの手を引き階段の方へ。
この流れは『お出かけをしよー』の流れなんですよね。
　
階段の前に行くとお腹を指差し、「お腹すいたなのー？」っと聞くと違う様子。
ママが「ズボンじゃない？」っと言うとイサネさんは寝室の方へ向かい洋服棚からズボンを探し自分ではくーっと！
　
（自分の意思でどこか行きたいときとかは洋服をちゃんと着たり、意地でも自分で着ようとしたりするのがほんとすごい…。笑）
　
そこからズボンを履き完全に外に出るモードのイサネさんとの格闘が始まりました。
　
っと言うのもイサネさんは『ばぁばのお家に行こぉー！』みたいな訴えだったんですね。ばぁばのお家の絵カードを指差ししてたので…。
　
ママさんが必死に今からは行けないよーっと説得するもこの日のイサネさんは引かない引かない。
パワフル癇癪、パワフル叫び、悲しい声での爆音での絶叫でした。
　
ママさんいわく多分眠たいのもあるからドライブだけでも行くと寝るかもよーってことを言ってたし、このままでは長引くな～っと判断したぼくは「んじゃドライブだけでも行こっか？」っとイサネさんに伝え、三人でドライブに行くことにしました。
　
イサネさんはばぁばの家に行くと思ってたのかもしれないしそうじゃないかもしれないけど。
　
　
そしてドライブして間もなくイサネさんは見事に寝たんだけど…
　
確かに眠さはあったんだと思います。
見事に寝たからね！
　
確かにばぁばの家に行きたかったんだと思います。
ばぁばの家好きだしね！
　
　
でもぼくが思うここでのイサネさんの一番の要求は”家族でのお出かけ”だったんだと思います。
　

だって眠たいだけの訴えで三人で外に行こうってのは結びつかないんだもん！
だってばぁばの家に行くときはママさんと二人ってのが多いし、ぼくが行かなくても納得するんだもん！
　
きっとイサネさんは、三人で、家族でのお出かけを求めてたんだと思うなぁ。
　
三人で車乗るときってどこかにお出かけするときだし、そんなときのイサネさんってすっごいウキウキワクワクしてて、楽しそうな笑顔で手を振りかざし『出発進行ー！』の合図を出し「あいーっ」っと言うんですよね。
　
二月はお金の事情で丸々一ヶ月家族でお出かけできなかったし…
三月ももう半ばですがまだお出かけ出来ず。
　
イサネさんはきっと家族でお出かけをしたいんだと思うなぁ。
　
　
これって発語がある子だったら「お出かけしたいよー！」っとかって意思を聞けるとなんてことないことだとは思うんですが、イサネさんの場合発語がないのでこの辺が難しいんですよね。
　
そして難しい分ぼくらにはとても暖かくイサネさんの成長を感じたり気持ちを感じたりしてすごくすごく嬉しくなります。
　
きっとイサネさんもお出かけしたいんだけどそれをどう伝えていいのかがわからないからね。
　
昨日はそれがたまたま”ばぁばの家に行こう”ってだけの伝え方であっただけで本質は”三人でお出かけしよう”だったんだと思います。
　
ばぁばの家ってのは絵カードがあるからね！
　
どこでもない、どこかはわからないけど家族でお出かけ絵カードを作るといいのかなっとか思ったりしました。
　
こういった”お出かけ”ってすごい曖昧だけど伝え方の幅を持たせる意味では大事なのかもしれないですね。
　
　
そんで”子供の意思が言葉で聞ける”ってどれだけ素晴らしいことかみんなにも伝わるといいなっ。
　
　
…いや、全然”愛”の回じゃなかった！！！
愛の回にするつもりが…
　
たまにはまとまりのないものも許してね！
自分の中のものをまとめる意味であるのでね。
　
まとまったものは動画として出したり、改めて書いたりするか…
　
ではでは今日はこの辺で。
　
　
これがぼくらの障害ドキュメンタリー
2021.3.16
　
　
　
#ぼくらの障害ドキュメンタリー
#ティムサーカス
#梯子屋
#福祉をカジュアルに
#発達障害
#知的障害
#重度知的障害
#親バカ部
#子育て
#5歳
#発語なし
#視点
#障害なんて言わせねぇ