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好きなことより、好きなひと|2021.8.29


今年は夏が短かった気がする人、きよひとです。

そもそもまだ夏は終わってませんが、海に行けないってだけで夏の匂いを少し感じとってしまいます。そして、季節ごとに住む場所を変えたいっすよね〜。定住というものがとにかく嫌いで嫌いで仕方なくて、ほんっと典型的な根無し草タイプっす。大坪家根無し草化計画のミッションを背負っております。

さてさて、今日は昨日ママさんから聞いたお話をすこ〜しばかりしたいと思います。



|意思表示

まず、今イサネさんが通ってる児童発達支援は「ここに通うのであれば他の場所(療育など)はほとんど行けません」っと言われてます。その上で、それでもうちに通いますか?っと入園前に言われてるんですね。夏休み期間中などの長期休暇中などは大丈夫なんですけどねーって感じの条件です。

んで、夏休み期間中にイサネさんが絵カードをママさんに持ってきたそうです。なんとその絵カードが療育の先生の絵カードでした。つまり、「この療育施設に行きたい!」っていう意思表示なんですね。

今までこんなことは一切ありませんでした。こういった療育の現場に行きたい!って意思表示がどれだけすごいことかってことですよね。「外行きたい」「ドライブ行きたい」「コンビニ行きたい」こんな並びの中に「療育に行きたい」ってのがあるってことなんですよね。

厳密には、多分ですがその先生に会いたいんだと思うんですけどね。ただ、イサネさんにこう思わせるなんてすごい!すごいし、めちゃくちゃ大事!

例えば、子供がサッカースクールに通っていたとして、サッカーは好きだけどそのスクールの先生のことが嫌いで嫌いで仕方なかったらそりゃ通わなくなるのも目に見えてるし、サッカーの上達も見込めないじゃないですか?むしろ好きなサッカーさえも嫌いになる可能性だって大いに出てきちゃう…

そんな訳でイサネさんが「先生に会いたい!」っと意思表示をしたのはものすっごい大きな大きな成長なんす。先生に会う=療育的な事をしなきゃいけないってことも理解した上で、それでも「会いたい」っとの意思表示なんですからね。

そんな大きな成長をママさんは伸ばしたく通ってる児童発達支援に物申したそうです。イサネがこんな風に意思表示をしてきたので行かせたい!こんなことって初めてなんです!初めて自ら行きたいって言ってきたんです!だからたまにでいいので行かせてあげたいです!!っと。

さてさて…、どうなるんでしょうかね〜

こういった感じで療育の現場って色々と堅苦しいことがあったり、臨機応変に融通が効かなかったりとあるみたいなんですよね。

発達障害とか知的障害を抱えた子って、『ピアノ教室』『サッカー教室』『学習塾』とかの並びで『日常生活』って項目があると思ってもらえるとわかりやすいかと思うんですが、そこに制限があるのって変ですよね。

まぁでも、そこが福祉的な役割で税金で賄われてるって考えると当然っちゃ当然なのかな…。う〜ん。(正確なお金の流れは知らんけど!)お金の流れを国に委ねるって悔しすぎる!

ちょいと込み入った話は置いといて…、兎にも角にも、イサネさんが支援者さんに会いたいっと意思表示したのは大きな大きな成長ですわね。


|好きな『こと』より、好きな『ひと』

子供は、好きな『こと』より、好きな『ひと』を増やした方が良いと思います。
教えたい『こと』を好きになってもらうより、まず教える私という『ひと』が好かれているかどうかを気にした方がいいと思います。

『ひと』って入り口が好かれて初めて、奥の『こと』が伸びる。

そう思うきよひとなのでした。


『障害者の、きみがすきだ!』
2021.8.29

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