ねっ、ねっ、ねっ！【ぼくらの障害ドキュメンタリー.2021.2.14】

「謎遺伝子♪謎遺伝子～♪」が朝から頭から離れない人、どーもきよです。
　
無駄に頭にこびりついて離れない音楽ってありますよね？
なんかフリっぽいですが一切そんなことはありません。
　
今日はいさねさんの心の成長について！
悲しいことや別れで成長する場面がついにきたのか！そんな話になるかと思います。
ではでは…、どぅずぅ！
　
　
　
▼お泊り特訓②
　
昨日はいさねさんとママさんは二度目となるお泊り特訓に行って参りました。
　
前回も言ったんですけどやっぱり少しワクワクしちゃって一人の時間が嬉しかったんですが、これ何かって言ったら、子供のとき家族が誰一人家にいない夜に、この家の”主”になったかのような感覚と似てるというか、今日は特別な日なんだ！って感覚だな～っと思いました。
　
ちょっぴり子供心に帰れる時間なのですのよね。
男ってこういうの好きなはず！
　
そんなことはさて置き…
二度目のお泊り特訓はスタートからやや雲行きが怪しい！
いさねさんが少し行き渋る様子を見せてくるんですね。
　
ママさんが準備を進めいさねさんに声をかけていきます。
　
「今日お泊りだよー」
「ばぁばのお家に泊まりだよー」
「ママと二人で行くんだよー」
「お布団を車の中に入れてくるねー」
　
出発の時間が徐々に迫ってくるといさねさんが少し悲しい音色を奏でてくるの！
　
不機嫌モードになるとか癇癪起こすとかそんなんじゃなく、悲しい様子なのです。
行きたくないとか今日は気分じゃないとかそんな感覚もあったかもしれません。
　
　
そんな感じで泣きはじめるとママさんが「行くのやめる～？行きたくないー？」っとか言い出したのでおいらは意地でも行かせようといさねさんの説得に奔走します！
　
いさねさんの悲しい気持ちに寄り添いまずは落ち着くように。
　
この時はなんとか一人の時間を勝ち取るんだ！って気持ちだったんですがこれが後のいさねさんの成長へとつながるんです…
　
　
▼悲しいね
　
泣いてるいさねさんをなだめるおいら。
いさねさんはパパと離れたくなかったみたいです。
　
なんとなくそんな雰囲気もあったんですよね。
　
ばぁばの家って好きだし、なんだかパパの方にやたらと寄ってきて『パパと離れたくない』って感情がなんだか見えるんですよね。
　
とんとんして
ぎゅっとして
抱きしめて
チューする。
　
とにかくあふれ出る悲しい気持ちを愛情で受け止めました。
（自分一人の時間が欲しいが為にとかさっき言ってたくせに！タコ！）
　
いさねさんには言葉がない分それ以上の気持ちの色というかそういったものが見えやすい気がします。
　
悲しかったり怒ったりするときは特にそれを回りに伝える力があるなーっと。
　
　
きよひとの愛情でいさねさんが落ち着くと出発の気持ちに切り替わってきていさねさんも腹をくくったようです。
　
なんとか気持ちを切り替え、堪えながらも最後は泣かずにバイバイしたいさねさんでした。
　
　
…っとこれで終わりのように思えるんですが、その後夜いさねさんが寝てからママさんから連絡が来ました。
　
「あの後車の中で悲しい声で泣いてたよー」
「悲しい声で泣いて少し落ち着いてまた悲しい声で泣いてって繰り返してたよー」って。
　
　
いさねさんも必死に自分の気持ちを堪えようとしたり、切り替えようとしたり。
今だけは泣かずにって平気にバイバイしようとしたり。
　
心の中でものすんごい葛藤があったんでしょうね。
　
別れの悲しさや寂しさなどをこんな形で知っていくんだと思いました。
　
寂しいね、悲しいね、別れたくないね、いさね。
　
　
おれね、いさねにはねっ、痛みがわかるようになってほしいって思ってね、”心”って字を名前に入れたのね。
　
知的障害とか発達障害ってわかってね、どこまで理解が進むのかな？って不安になったこともあったのね。
　
でもね？
ちゃんと成長してたねっ。
　
理解なんて理屈じゃないかもしれないけどね。
そんな理屈を追い越してね、成長してんだね。
　
寂しいね。
悲しいね。
でも、嬉しいねっ、いさねっ！
　
　
いさねさんからもおいらからも愛を感じる物語ですね。
うぇっへっへっへっへ。
　
　
　
これがぼくらの障害ドキュメンタリー
2021.2.14
　
　
　
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