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奇妙な子【障害者の、きみがすきだ!.2021.6.9】


みなさんお馴染み、ほくろから生えてくる長い毛は結構愛おしい、どーもきよひとです。
 
少し大きめのほくろから生えてくるながぁ~い毛って大事にしちゃいませんか?
大事に大事に育みたくなるものですよね?
小学一年生のときのアサガオみたいに…。(アサガオはそんなに大事にしてなかった!)
 
 
さて、今日は昨日のお話を少し…
昨日、公園に行ったときの一場面のお話です。
ではでは…
 
 
▼奇妙な子▼
 
きっときっとイサネさんは奇妙な子なんだと思います。
五歳にもなるんだから身体はその時間の流れのままに大きくなっていく。
でも発達年齢とやらは一歳七ヶ月。
 
喋らないし、急に叫んで飛び跳ねてるし、なんか距離が近かったりするし。
同年代の子からしたら確実に奇妙な子です。
 
上手に関わりを持てないんだけど、ズケズケと近付いていったりするところが少し怖かったりするんですよね。
 
公園で好きなおもちゃを見かけたらズケズケと行っちゃうし…
知らない子たちが遊んでてもズケズケ、ズケズケ…。笑
 
好きなものを見つけたら猪突猛進と言うかなんというか、周りの子とか人のものとかおかまいなし。
 
いきなり遊び始める~ってことまではしないんですけどね。
なんとな~くではあるけど人のものってのはわかってそう。
 
 
昨日は公園の水道で沢山の子達がかわるがわる水を汲んでました。
イサネさんも水遊びは好きなので水道を見つけると飛びつく!
 
イサネさんの場合は、水道を占拠してそこで遊びたがる癖があって、かわるがわる汲んで行く子たちとはちょっと違う…。
 
もちろん後ろに子供が来たらイサネさんに「代わろうねー」って言って別の子に譲るんですけどね。
 
んでね、一人男の子が来たからそんな感じで譲ったら、イサネさんがその子のすぐ後ろでぴょんぴょん飛び跳ね始め、少し叫び始めたんです。
 
(普段のイサネさんを見てたら全然”叫んでる”ほどでもなかったけど!笑)
 
そしたら険悪な顔で感情をむき出しで「うるさいなぁー」っと。
後ろでその子のお母さんが「早く早くだってよー」ってフォローしてました。
 
んで、その子が水を汲み終わりまた色んな子がかわるがわる水を汲みイサネさんの番になり、イサネさんが水道を触り始めるとまたさっきの子が…
 
また水道を譲りその子が水を汲んでると今度はイサネさんはその近くでウロウロしてて、その子の顔に手が触れた?触った!
 
すると、その子がさっきよりも険悪な顔で怒りの感情を剥き出しで「あぁくそ!」っと手を払いのけ、イサネさん自身を払いのけるかのように気持ち悪がるように怒っておりました。
 
 
ってなお話なんですけど…
ちょっと荒い感じの子だとイサネさんには堪えるだろうなぁっと思いました。
 
別にその子の荒さを悪く言いたいとかではなく(子供ってそんなもんだからね!)、やっぱり同年代の子にはイサネさんはまだまだ難しい部分が多々ある。
 
荒い子や感情剥き出しで怒ってくる子、”攻め”を知ってる子には特に難しいですね。
 
その後のイサネさんはちょっぴりシュンとしてるような、なんだかそんな感じに見えました。
 
イサネさんには悪気がない分また難しくてね~
その子の周りにも喋る子しかいなかったらそれで意思疎通が取れる訳だし、ある意味イサネさんが未知の生き物のように感じるんだと思う。
 
障害を持った子が自分の環境にいなきゃ判断、対応ができない!
障害というものを理解するのは難しくても「喋らない子もいるんだ、こういう子もいるんだ」ってことを一緒に過ごし知ることでしか学べないと思うのよね。
 
 
多様な形ってやっぱり今の形じゃなかなか難しいよね。
障害を持った子はコッチの箱、障害を持ってない子はコッチの箱っじゃ~学べるものも学べない。う~ん…。
 
障害を持った子ってまさに生きる教材!
多くの大人もこういった子から学ぶことが沢山あると思う。
子供ならなお更で、そして子供なら今この瞬間から一緒に過ごした方がいいと思うなぁ。
 
いやはや、なかなか難しいですね。
その場には絶対に大人が介入しなきゃいけないし…
 
年齢・性別・障害の有無など全ての垣根を取り除いた多様な場が必要なんだと思う。
 
マイノリティって大事なんだと思うのよ。
 
ぼくら家族に何ができるかな?
できることから一歩一歩、イサネさんと歩んでいけたらなと思います。
 
 
『障害者の、きみがすきだ!』
2021.6.9
 
 
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