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自分軸の人 自己中の人 両者は似て非なるもの
漢字で人の為と書くと、
「偽」(にせ)という字が
出来上がります。
あなたは、自分の為に
自分の人生を生きて
いるはずです。
人間関係で悩んでいる人の
多くは、他人軸か自己中の
生き方をしています。
僕は、普段、
自分軸を心がけていて、
自己中を
目指してはいません。
自分軸の話をすると
そんな自己中な人には
なりたくない、
と言う人が居ます。
では、自分軸と自己中は、
どう違うのでしょう。
自己中な人は一般的に、
〇 わがままな人、
〇 自分勝手な人、
〇 注目されたい人、
〇 協調性が無い人、
〇 他者への思いやりに
欠ける人、
〇 強引に他者を
巻き込みがちな人、
〇 他社の意見を遮る人、
〇 お節介な人、
こんな特徴があります。
一方、自分軸の人は
〇 自分をよく知っている人、
〇 自分の価値観や信念を
中心にして動する人、
〇 チャレンジ精神が旺盛な人、
〇 自分の気持ちに
素直に生きている人、
〇 自分の意志を大切に
している人、
〇 自分の好きなことや
楽しいと感じることに、
「軸」がある人、
〇 多様性を理解している人、
これが、
自分軸の人の特徴です。
自分の意見もしっかり
あって、他人の意見も、
共に尊重して、
妥協点を見つけて、
話し合いが出来る人が、
自分軸の人です。
自分軸で生きていると、
社会生活や人間関係が
とても楽になってきます。
強要もお節介もしない
良好な関係が出来あがります。
人は、同じものを、
同じ場所で、
同じ時間に見ても、
感じ方や、
体験の質は、まったく
違います。
共通部分だけを、
共感出来るにすぎません。
それを僕が、強く感じたのは、
何十年も前、知人と
会っている時でした。
ある場所で、
目の前の生垣に
真っ赤な椿の花が
沢山、咲いていたのです。
僕は、知人に
「椿の花が、綺麗だね」と
言いましたが、
なぜか、彼は目の前の
赤い椿の花が、
目に入らないようです。
僕は、
真っ赤な椿の花を指さして、
「この花が見えないの」と聞くと
煮え切らない表情で、
「見えるけど、その花と
葉っぱの違いが分からない」と
言います。
僕は彼がふざけている
と思ったのですが、
彼は、ポツリと
「自分は色弱なんです」と
話し始めました。
なんと彼は、「緑の葉」の中に
咲誇っている「赤い花」を
区別できない
「赤緑色弱」だったのです。
それを聞いて、
僕は彼に、すぐに詫びましたが、
これは、僕にとって衝撃的な
出来事でした
僕なら100m先からでも
花の赤が、瞬時に目に飛び込んで
来ますが、
彼は、目の前の赤い花が
何処に咲いているのか、
見つけられませんでした。
これは、きわめて特殊な
例ですが、脳が知覚して
いる世界は、一人一人
違うのだと、驚きました。
人は、それぞれの脳の中で
作り上げたそれぞれの
宇宙の中で皆生きています。
「一人一宇宙」なのです。
「自分は自分、人は人」
という基本があり、
相手から見ても、やはり、
「自分は自分、人は人」で
ある事を
ちゃんと俯瞰で理解する
人が自分軸の人です。
読者の皆さんに、
良い事が雪崩のように
起きますように。
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