見出し画像

人生 もっと積極的に逃げましょう「逃げる」のは悪い事ではない 積極的に「避けていく人生」

世の中、何でも、
正々堂々、正面突破で
積極的にぶつかって
いく人が居ます。

「逃げてはいけない」
「逃げる奴は卑怯者」
「逃げるは恥さらし」
「自分と闘う」
「自分から逃げるな」
「逃げちゃダメ」
「それは、単なる逃げ口上」
「逃げずに立ち向かえ」
など、

実は、
「逃げるな」というのは
武士道や軍事訓練の
思想の名残りです。

しかし、
歴史上有名な武将である、
徳川家康は、「本能寺の変」
(1582年)を知って、
堺見物から必死の思いで、
伊賀(三重)を通って、
三河(愛知)に、
歴史的な逃走、
「神君(しんくん)伊賀越え」
をして、見事に、明智軍から
逃げ切っています。

しかも、家康は、
途中でお漏らしまでした事が、
記録に残っているので、
相当、必死の逃走だった
ようです。

家康が逃げたお陰で
200年の間。戦乱の無い
平和な江戸時代が、
作られたのです。

また、古くは聖書に出てくる、
「モーセ」は、ユダヤ人達を
連れて、エジプト軍とは
戦わず、杖で海を割って
逃げ切った話は有名です。
「聖書、出エジプト記」

私たちは全員、
見事に戦って砕け散った
勇気ある人達ではなく、
逃げて、逃げて、逃げ切った
人達の子孫です。

ボクシングでも、
チャンピオンは、
ハードパンチャーではなく、
相手のパンチを避けるのが
うまい人です。

「逃げる人」というのは、
別に、
「恥ずかしい人」ではなく、
「争わない」という
選択をして、
「戦いを避けた人」です。

私達は、戦時中の兵士では
ありませんから、
戦う事で勇気を示す
必要は、ありません。

道で、前から車が来ても、
ちょっと避ければ、
何事も起きません。
自分で、かなわないのに、
避けることなく、
何でも正面突破しようと
ぶつかるから、面倒な
事になるのです。

そういう人を
組織の中で何人か
見かける事がありました。
大抵、その人は、いくつかの
トラブルを抱えています

組織の中で、責任や罪などを
問われた際に、
上手に逃げた人が、
生き残り、出世しています。

それは「ずるい人」ではなく、
困難な状況でも諦めない人、
どんな状況でも、
未来に希望を持ち続けた人
です。

困難が状況が起きた時、
多くの人が、自分に、
「逃げるな」
「困難と向き合って戦え」
という発想が出てきます。

「自分のこういう所が
いけなかった」
「だから、自分はダメなのだ」
「実力不足だ」と反省
する人も居ます。

そういう時は、まず
反省ではなく、そんな
自分を、一旦許して
あげて下さい。

そして、
「困難と、どう闘う?」
という発想ではなく、
「困難を避けるには?」
と考えて下さい。

すると、
戦闘モードの、脳内の
「アドレナリン」が抑えられ、
パニックではなく、
客観的に事態を捉えられる
モードになると思います。

最終的に、
どうしても逃げられない事は、
渋々ではなく、
楽しんでやりましょう。

読者の皆さんに、
良い事が雪崩のように
起きますように。


いいなと思ったら応援しよう!

ヒロ 月島
よろしければ ヒロ 月島の 応援をお願いします