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世の中に「失敗」は無い そこには「経験」と「勉強」があるだけ

僕は、学生の頃から、
バイクが大好きで、
普段の足も、
中型バイクでした。

僕が、当時20歳の、
ある日、川沿いの
直線の広い道で、
気持ちよくバイクを
走らせていました。

しかし、左の路側帯に
停車していた乗用車が、
突然、ウインカーも出さずに、
Uターンを開始して、
僕の進路を、完全に
塞いでしまったのです。

僕は、瞬間的に、
わずかに残った反対車線の
隙間を狙って回避を
試みましたが、
その車は、止まる事無く、
Uターンを続けて、
バイクの左側側面に
勢いよく衝突しました。

僕は、
相手車のボンネットの上を
飛び越え、
ウルトラマンのように
数メートル先まで
飛翔しました。

しかし、幸いな事に、
手の平に擦過傷を負った
事と、軽い打撲だけで
済みました。

その後は、
相手の過失が大きいので、
向こうの保険会社負担で、
壊れたバイの修理や
病院代なども、出して頂き、
円満解決となりました

しかし、当時の若い僕は、
こちらが何も悪くないのに
こちらだけが痛い思いをした
事に、かなり
憤慨していていました。

でも、数か月して、
改めて考えてみて、
もう少し、僕の方が、
停車中の車が
出て来る可能性を予見して、
スピードを落としていれば、
と、考えるようになりました。

バイクは、事故になったら、
こちらが怪我をするのは
必然ですから、
どちらが正義か、など、
こちらが、
死んでしまったら、
何の意味もありません。

そう考えるようになってからは、
常に、あらゆる場面や可能性を
推測して、慎重な走りを、
心がける
運転に変化したのです。

さて、
その事故から今年で46年の
月日が流れました。
当時からずっと変わらず、
毎日のように、バイクに
乗っていますが、
お陰様で、それから1度も
事故を起こしたことが
ありません。

もちろん、車も、
よく乗りますが
同じく、無事故無違反です。

おそらく、あの事故が
無かったら、常時バイクに
乗って旅などしていて、
今日まで、
膨大な時間、
地球、何周分もの距離を、
バイクに乗り続けている
僕ですから、何処かで、
大きい事故を起こしていた
可能性は少なくないと
思っています。

今は、あの時、
Uターンを
無理に決行した、若い
ドライバーに、むしろ、
感謝すらしています。

やみくもに、何でも、
相手のせいにするのではなく、
本当に、自分側が、
何処か変わる余地が
無いのか
を、考える事に、
事故の本来の意味が
あったのです。

発明家のエジソンも
電球の開発で
フィラメントの材料選定に
苦労したそうです。

膨大な種類を試していた
ある日、弟子の一人が
「先生、これで、もう、
1000種類以上試して
フィラメント作りは
失敗続きです。そもそも、
電球開発なんて、不可能では
ないでしょうか」

するとエジソンは
「何を言っているんだ、
私達は、
もう1000種類以上も
フィラメントに向かない
材料を発見した。

ゴールはすぐそこだ」
と弟子に話したようです。

その後、結局、
エジソンチームは、
合計、1500種類以上の
材料を試して、最終的に、
日本の竹が向いている
事を発見して、見事、
製品化に成功しています。

(現在は、タングステンに
 変わり、さらにLED電球に
 なっています)

普段の生活でも、
失敗した時は、
むやみに反省するのでは
なく、
そもそも失敗と捉えずに、
勉強、経験と捉えて、
自分が変わるチャンス

思えれば、
その後の人生も、
豊かなものに変わるのでは
ないでしょうか。

失敗は無い、
経験と勉強ですね。

読者の皆さんに、
良い事が
雪崩のように
起きますように。

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