明治の女性は米俵300kgを担いでいた? 今回 映像の真偽を確かめてみた
僕は、昔から、この映像が
気になっていました。
今回、再びネット上で
これを見かけたので、改めて
調べてみる事にしました。
上記の写真は明治時代、
東北の山形県酒田市で
撮影された、当時の女性の
働く姿の映像です。
米俵は
1俵で約60kgですから
映像では、明らかに、
5俵で300kgを担いでいます。
酒田市、山居倉庫さんの
資料によると、
映像は、観光PR用に
撮影されたもので、
合成映像ではありません。
左が加藤さん、右が本間さん、
この時、5俵のうち2俵には、
もみ殻が詰められていて、
実際に担いでいるのは、
3俵の米の180kgプラス
もみ殻2俵だそうです。
しかし、これは、
全くのフェイク話
というわけではなく、
実際に当時の女性、
「兵頭みやえさん」という方が、
余興として、一瞬、5俵担いだ
という記録が残っています。
通常は2俵、特別な場合、
3俵担いでいたようです。
当時の女性達は、
貴重な労働力として
給料も高く、
米1俵4円50銭の時代、
日当5円という
高給取りだったようです。
ちなみに、
2023年、米一俵が、
約1万6千円ですから
日当は、現代換算で、
約1万8千円になる計算です。
独身の方は、週末には
今と変わらず、
近隣のダンスホールに
通っていたとの事ですから、
当時の、モダンガール
だったようですね。
今回の調査の結果、
映像は300kg担ぎでは
ありませんでしたが、
改めて、明治の女性の凄さと
近代日本を作り上げた
パワーを感じました。
洗濯機やルンバ掃除機、
車もバイクも、
フォークリフトも、
無かった時代。
人々は、自分の手足を
存分に使って働いて
いたのですね。
僕たちは、今、いかに、
身体を動かす事を
忘れてしまっているかを、
実感しました。
読者の皆さんに、
良い事が
雪崩のように
起きますように。
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