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日本の海が いつのまにか100km²(東京ドーム2127個分)増えていた 今後の離島防衛の重要性

改めて、日本の領土とは何でしょう。

領土とは、国の主権が及ぶ、
領域
のことです。
日本は海に囲まれているので、
外側には、12海里領海があり、
その外には24海里接続水域
さらに、200海里の、
排他的経済水域(EEZ)
あります。

接続水域は、
これが無いと、いきなり、
領海侵犯になってしまいますので、
クッションとして存在しています。

領海の説明図


一方、排他的経済水域は、
水産資源、石油やレアアースの
海底資源を開発、掘削する
権利があります。

(1海里は1.852km)

なぜ、海上の距離は
km表示にしないのか、
ですが、
海里は地球の円周を360度で
割った数なので、海上では
距離計算や緯度経度の把握が
航行の時、Kmの計算より
便利だからです。


東京から南に遥か945km沖に
「西ノ島」という火山の新島があります。
この島の出現のお陰で
日本の海が増えたのです。

同島は、1973年の噴火で
新島として海上に現れ、
2020年まで、3回の噴火を
繰り返し、50年間で、
約60倍3.69平方キロ
面積が増えました。

しかし、
こんな、ちっぽけな島が、
東京ドーム2127個分の面積には 
とても見えません。

これには、水域のマジックが
関係しています。
島の定義は、
満潮時、海面に出ている事。
島がどんなに小さくても、
島からぐるりと、200海里の円が、
経済水域として認められます。

西ノ島の西側には、
大きく公海が広がっているので、
この海域が、
日本の権利を、さらに広く、
主張出来るようになりました。

これが東京ドーム2127個分に
なるのです。

ですから、
尖閣諸島や竹島など
ちっぽけな島だから
「他国と、揉めるぐらいなら、
あげてしまえ」
などの乱暴な意見もありますが、
まわり200海里は膨大で、
漁業や埋蔵資源を考えると、
もっと、真剣に、お金をかけても
他国が浸食しないように、
取り組む必要があります。

もう少し、
国益になる、ネット上の
プロパガンダや、
国際協力を強化して、
戦争が起きないように、
改めて、考える時期
に来ています。

読者の皆さんに、
良い事が
雪崩のように
起きますように。

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