Microsoft Teamsで朗読課題
以下の話は勤務校にMicrosoft365(Office365)が導入されていて、且つ教員も学生もMicrosoft Teamsが使えるように設定されている時に使える機能の紹介です。
どんなことができるのか?
朗読する文章を登録すると、合成音声が読み上げてくれる。
Teamsが学生の読み上げ練習をサポートしてくれる。
教員が朗読課題を採点する時にTeamsがサポートしてくれる。
手順1:クラスチームを作って学生を招待する
Teamsでクラスチームを作る。
チームの種類はいくつかありますが、この機能を使えるのはクラスチームだけです。学生を1のクラスチームに招待する。
https://support.microsoft.com/ja-jp/topic/学生または教育者を-リンクまたはコードで参加するように招待する-acb1bd4d-813c-4592-9aa0-ca95528960d9
手順2:イマーシブリーダーで課題文を聞いて練習する
教員はクラスノートブックのコンテンツライブラリに新たなページを作り、朗読する文を入力しておきます。
学生はコンテンツライブラリの中にあるものを見たり、コピーしたりすることはできますが、編集はできません。教員は学生に1のコンテンツライブラリを見るように指示します。
学生は「表示」→「イマーシブリーダー」を起動して、合成音声による読み上げを聞きます(要インターネット接続)。
合成音声は女声と男声があり、速度調節も可能です。学生が「イマーシブリーダー」で右上にある「本を開けたアイコン」から「リーディングコーチ」をONにすると、合成音声による読み上げモードから、朗読練習モードに入ります。
学生が読み上げると、Teamsが朗読の正確さを判定し、練習な必要な単語を提案してくれます。
手順3:朗読課題の設置
教員は課題タブに入り、「作成」をクリックして新しい課題を作ります。
課題のタイトルを入力(必須)、必要があれば課題の説明も入力します。
「添付」→「音読の練習」を選びます。
朗読の課題文を指定します。方法は以下の2つ。
(1)課題文を入力したWordファイルまたはPDFをアップロードする。
(2)先ほど作成したクラスノートブック内のコンテンツライブラリの文を選ぶ。
【注】英語の朗読の場合は「サンプルライブラリ」の中にある英文を指定することもできます。課題の提出期限を設定します。
「割り当てる」をクリックして課題を出題します。
手順4:朗読課題の提出
学生は「課題の表示」をクリックして課題に入ります。
学生は「学生の提出物」と書いてあるところのファイル名をクリックして課題を始めます。
読み終わったら画面の「終了」ボタンを押します。
収録したものを聞いてそれでよければ「このレコーディングを使用」をクリックします。もし気に入らなければ「もう一度やりなおす」を選んで収録しなおします。
提出します。
手順5:朗読課題の採点
教員は「課題の表示」をクリックして課題に入ります。
課題を提出した学生の氏名をクリックして課題を開きます。
自動検出がONになっていることを確認します。
発音の認識感度のレベルを選びます。レベルは3段階です。
学生の音声を聞いて、Teamsの判定を修正する必要があれば、問題のある単語をクリックして評価を選び直します。
評価は以下の通りです。
正解・間違った発音・省略・挿入・繰り返し・自己修正
「単語にジャンプ」を選ぶと、学生が当該の単語を話しているところを再生します。「返却」を選んで学生に課題を返却します。