本島一周ドライブ 3日目
糸満市のゲストハウス「シーグラス」で朝を迎える。
素泊まりプランだったが、朝食にコーヒーとオレンジ、クッキーをいただく。
ゲストハウス周辺でトレッキングができる場所はないか聞くと、車で20分ほど行ったところに「ホロホローの森」という場所があると教えてくれた。
ということで、ゲストハウスを9時半に出発。
道中、港川人発掘の記念碑を発見。
トレッキングコースは記念碑の近くにある。
平坦な土地に市街地が広がる本島南部では、登山が楽しめるような山はほとんどない。
ここもあくまでも遊歩道という名前で、トレッキングと呼ぶにはちょっと物足りない。
本島の北部と南部では年間の平均気温が異なるのか、やんばるの森とはじゃっかん植生に違いが見られるような気がする(真偽不明)。
ところどころで洞窟のような穴が見られる。
いわゆるガマというやつなんだろう。
もしかしたら沖縄戦の時は、この森も住民の隠れ場所になっていたのかもしれない。
遊歩道は全長600m弱。
あっという間に森を抜ける。
森を抜けたら海。
ぐしちゃん浜。
ゴツゴツとした岩が転がっている様子は、ぼくの住んでいる離島の海岸とよく似ている。
オキナワバナナ。
帰りは住宅地を散策しながら駐車場まで戻る。
だいたい1時間くらいでちょうど良い運動になった。
糸満といえば海人の街。
漁港にはたくさんの船が繋留され、釣り糸を垂れる人の姿がちらほらと見える。
空に視点を移せば、大空に飛び上がる飛行機も見える。
漁港の近くの道の駅いとまんに寄り道。
建物の中に入るとフルーツの甘酸っぱい匂いが鼻を突く。
なぜかお香の匂いも漂っていて、不意に東南アジアの市場を思い出す。
こちらの道の駅は漁港の隣にあるので、魚市場も併設されている。
新鮮な魚介類が安く買えるということで盛況だ。
海鮮ちらし丼(500円)。
腹ごしらえを済ませたところで、次の目的地は識名園。
中国からの冊封使を招待する際にも使用された、琉球王家の別邸。
世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」を構成する遺跡の一つ。
正門。わりと地味。
庭園の中央に配された池の周りを歩きながら景色の移り変わりを楽しむ廻遊式庭園。
個人的に一番興味深かったのがこちら↓の勧耕台。
見晴らしがいいにもかかわらず、沖縄にしては珍しく海が見えない。
中国の冊封使に、どこまでも大地が広がっているように錯覚するこの景色を見せて、琉球王国の領土が広いことを示唆していたのだとか。
だから、わざと海が見えないような場所を見晴台に選んだのだろう。
本日の観光はここまで。
本島の真ん中を北上して、一気に本日の宿泊地である沖縄市へ。
本当は「沖縄本島一周」を達成するために西海岸をドライブしたかったのだが、リゾートエリアが広がる西海岸では安いホテルを見つけられなかったので、断念。
途中、米軍基地のそばを通るので異国感のある光景に出会す。
黄色いスクールバス。
アメリカのホームドラマで見るやつだ!
今日もピッカーンと晴れた南の島らしい陽気で、ハワイってこんな感じなのかなぁと思う。
ここで沖縄豆知識。
沖縄にはYナンバーの車がある。
Yナンバーはアメリカ人が運転する車につけられる。
16時前には本日の宿泊地にチェックイン。
今日の宿も安い割に清潔感があって素敵なお部屋。
宿の周りをちょっと散策。
なんか味があるねぇ。
宿はコザ十字路の近く。
コザ十字路といえば壁画が有名。
さて、今日ちょっと早めに宿にチェックインしたのにはわけがある。
それはJimmy'sのビュッフェに行きたかったから。
この動画を見て以来、Jimmy'sのビュッフェに行きたくてたまらなかったのだが、残念ながら北部にはレストランがなくて悔しい思いをしていた。
それが、今回の宿泊地の近くにビュッフェを提供するレストランがあることを事前にリサーチしていて、17:30からスタートするディナービュッフェに挑もうと画策していた。
が、しかし。
実際にレストランに行ってみると、
「ディナービュッフェは土日だけなんです」とのこと。
ぼくとしたことが‼︎
何たる不覚‼︎
ということで半額のお弁当を買ってきて、1人寂しくホテルで食べた。
これはこれで美味しかった。
諦めきれないが、ランチビュッフェは午前11時から。
明日はややハードなトレッキングをする予定で、午前中には登山口に着いておきたいところ。
うーん、本気で悩むぞ。
そんなこんなで1日の終わり方が残念な感じになってしまったが、今日のまとめ。
糸満市→八重瀬町→豊見城市→那覇市→西原町→宜野湾市→北中城村→沖縄市
明日は石川岳に登る予定。
トレッキングでかなり疲れることが予想されるので、恩納村のリゾートエリアでチルしたいところだが、びっくりするくらいホテル代が高騰しているので、一気に名護あたりまで行ってしまおうかとも考えている。
いやぁ、Jimmy'sどうしよう🤔