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哲学的と見せかけて、全く大したことない話

ゼミの先生は、ジョン・デューイの研究者だった。

デューイといえば、19世期末にアメリカで誕生したプラグマティズムを広く世に知らしめることに一役買った、アメリカの思想家であり教育家である。
日本語では実用主義や道具主義とも訳されるプラグマティズムは、平たく言えば「行動や実践を通して会得した知見をもとに、価値観をアップデートしていこう」、もっとざっくりと言えば「とりあえずやってみて、うまくいったら、それが正しい(真理)ってことね」という極めてアメリカらしい思想である。

プラグマティズムを大きく発展させ、様々な分野で功績を残したデューイは、「行動の結果を常に検証することで、価値観に修正を加えながら判断して進む姿勢が大切だ」と説いていた。

ぼく自身はデューイに興味があったわけではないが、ゼミで彼の著作を読解しているうちに、いつの間にかプラグマティックな思想が染み込んでいった。
今では、ぼくの価値基準や行動規範の大半は、プラグマティズムに依拠していると言っても過言ではないと思う。


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……と、ここまでインテリぶって書いてみたが、今日の本題は全く大したことがない。

まず結論から述べると、

化学繊維100%のシャツをやめてみる

ということ。

理由は3つあって、

①チクチクして肌に良くない。
②空気が乾燥すると静電気が発生して不快。
③汗の臭いがつきやすい。

ということになる。

本当は100%天然繊維にしていきたいところだが、リーズナブルに買えるシャツは多少なりとも化学繊維が織り込まれていることが多いので、「化学繊維が100%出なければ良い」というところで妥協した。

現在ぼくが持っているシャツの中で、化繊100%のものはランTと肌着のエアリズムなので、ここから見直すことにしている。
昨日の「ランT一斉処分」のnoteはここに起因するのである。

というわけで、いろいろと思うところがあってシャツの見直しをしているのだが、この実験がうまくいくかどうかは分からない。
例えば、天然繊維は肌に優しいだろうが、速乾性は劣るので汗が溜まって汗疹ができやすい、といった事態が考えられる。

とはいえ、とにかく行動に起こしてみることが大切なので、プラグマティズムの精神で「シャツに対する価値観」をアップデートしていきたいと考えている。


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