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インスタントコーヒーだと思って買ったら、インスタントコーヒーではなかった話
世の中には2種類の人間がいる。
お茶を愛する人間か、コーヒーを愛する人間か、だ。
ぼくはお茶を愛する人間だった。
実家暮らしだった大学生までは、毎日ほうじ茶か緑茶をがぶ飲みしていた。
母親がお茶好きで、ぼくも小さい頃から一緒に飲んでいたから、というとてもシンプルな理由である。お茶が大好きで仕方ないというよりは、習慣になっていたという感じ。
あと、子どもの頃はアトピーが酷かったので、コーヒーが飲めなかった。
さて、「お茶を愛する人間だった」と書いたが、実は今はコーヒーをよく飲む人間になっている。お茶はほとんど飲まない。
きっかけはインドネシア移住である。
意外と知られていない事実だが、インドネシアはブラジル、ベトナムについで生産量世界3位を誇る一大コーヒー豆生産地なのだ。
東南アジアのコーヒーの飲み方として、コンデンスミルクとコーヒーを混ぜ合わせる「ベトナムコーヒー」なるものが有名だが、インドネシアも似たような飲み方をする。
国民総甘党のインドネシア人のこととて、大量にコンデンスミルクを入れる。カロリーなんか無視である。そして、これが胸焼けがするほど甘い。
おっと。
インドネシアのコーヒーエピソードになるといっぱい書けてしまうので、今日はこれくらいにする。
さて、本題なのだが、マックスバリュで安い大容量のコーヒーを買ったらインスタントコーヒーではなかった。よく見たらパッケージに「これはインスタントコーヒーではありません」と書いてあった。不覚である。
というのも、ぼくはコーヒーをよく飲むくせに、一切こだわりがない。
砂糖とインスタントコーヒーに熱湯をぶっかけて、豪快に牛乳を足して、コーヒー牛乳にして飲むのが好きだからだ。コーヒーの香りを楽しむなんてオシャレなことは一切しない。もともと甘党だったのだが、インドネシア流の甘ったるいコーヒーに毒され、甘ければ甘いほどいいという味覚になってしまったのだ。
インスタントコーヒーではないということは、フィルターかコーヒーメーカーを買わなくてはいけないということだ。できるだけ物を増やしたくないので、嵩張るコーヒーメーカーは買いたくないのだが、しょっちゅう飲むとなるとフィルターだと割高になってしまうのか?とも考えている。 悩みますな。
ということで、安いと思った買い物がトータルで考えると高い買い物になってしまったという話でした。