週末トレッキング⑦ ター滝
大宜味村にあるター滝に訪れたのは土曜日。
石川岳のトレッキングが意外とあっさり終わってしまい、体力を持て余していたぼくは帰りにター滝に寄り道した。
ター滝はリバートレッキングができる場所として有名な観光地で、近くに住んでいることもあって前々から気になってはいたが、マリンシューズを持っていなかったので積極的に行く気にはならなかった。
しかし暇と体力を持て余していたので、「とりあえずサンダルで行ってみて、厳しそうなら無理をせずに引き返す」ということで寄ってみることにした。
そんな軽い気持ちで訪れたター滝だったが……
駐車料金を徴収されてしまった。
ケチなぼくは、「何がなんでも目的地にたどり着いてやるぞ!」と決意を新たにしたのであった。
ター滝に関しては個人的に、辺境にあるひっそりとした観光地というイメージを持っていたが、実際は予想以上に観光客がいて非常に賑わっていた。
しかも観光客のうち8割くらいが欧米人で、ほとんどが米軍関係者なのかゴツい人が多かった。
駐車場からトレッキングコース入口まで、舗装路を10分ほど歩く。
ター滝までは川の中を歩いていく。
川のへりを歩くことも可能だが、水に浸からずに目的地まで行くことはできない。
必ずどこかしらで川を横切らなければいけないところが出てくる。
ぼくはできるだけ濡れずに済むルートを探して歩いたが、それでも川につからなければいけない時はある。
行きは膝上まで水に浸かったが、帰りはせいぜいスネあたりだったので、コース取りによってはズボンを濡らさずに済むかもしれない。
ちなみに、マリンシューズを履いていた人は全体の6〜7割くらい。
それ以外は、スニーカーやビーチサンダル、クロックス、便所サンダルだった。
サンダルでも行けないことはないが、安全のためにはマリンシューズで行くに越したことはない。
20分ほど川を遡行して、ター滝に到着。
こちらは比地大滝とは異なり、滝壺で遊ぶことができる。
滝の真下から見上げることができるからか、実際の落差以上の迫力を感じる。
アメリカ人たちは上裸で水遊びをしていたが、上半身のあまりのマッチョさに嫉妬してしまった。お腹が出ている人も多いのだが、みんな胸筋がパンパンに張っていてうらやましい。
ウェイウェイしている日本人の大学生グループもいたのだが、並んだ時に彼らが貧相に見えてしまうくらい、アメリカ人はデカかった。
というわけで、大宜味村のター滝はリバートレッキングができるし、マッチョな欧米人もたくさん見ることができるので、本島北部に足を伸ばした際はぜひ立ち寄ってみてください。