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【北東インド旅行】5日目 Siliguri

2024/12/27

予定していたアルナーチャルへ行けなくなってしまったので、急遽旅程を変更。
新しい目的地はシッキム州とした。
シッキムは今いるグワハティGuwahatiよりも西に位置しており、シリグリSiliguriという町が中継地点となる。

シリグリ回廊の、あのシリグリである。

最狭部約32 kmのシリグリ回廊には、ネパール・中華人民共和国・ブータン・バングラデシュの4か国が接している。独立運動や周辺国の武力侵攻により仮にインドが回廊の支配権を失った場合、広大な東北部の領土(イギリスと同程度の面積に4,500万人が居住する7姉妹州)が孤立してしまうため、地政学的に重要視される地域となっている。

Wikipediaより
朝のグワハティ
グワハティ駅

グワハティはアッサム州で、シリグリは西ベンガル州。
距離は400kmを超える。
州を跨いだ長距離移動なので、この2都市を結ぶ公共バスはおそらくないだろう。
鉄道での移動をチョイスする。

7時間半の移動になるので夜行を利用したかったのだが、寝台車両は全て売り切れてしまっていたので日中に行くことにした。
運賃は当日普通席で165ルピー(約300円)。

混んでたら嫌だなと思っていたが、実際は空席が少しあるくらいで快適だった。

気候は日本の秋くらい。
車窓からは黄金に実った稲穂が広がる。
白く柔らかい日差しが、木々の輪郭を曖昧にする。
遠くに山脈がぼんやりと見える。
窓から吹き込む風が心地よい。

12時20分にグワハティを出発した電車は、定刻通り19時50分にニュー・ジャルパイグリNew Jalpaiguri駅に到着。
ちなみにこのニュー・ジャルパイグリ駅、世界遺産にも登録されている山岳鉄道ダージリン・ヒマラヤ鉄道の発着駅らしい。

初めて行く場所に暗くなってから着くようなことは本当はしたくないのだが、今回は電車のスケジュール上やむを得なかった。
駅前に安宿が並んでいることを期待しつつ構内から出ると、果たしてゲストハウスが軒を連ねていた。
適当な安宿にチェックインして本日は終了。

夕食

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