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妄想 東海道53次歩き旅〜後編〜

昨日の続き。

江戸時代、現代人、超人の記録を見てみて、3週間あれば東海道を歩いて制覇できそうだということがわかった。

じゃあ、自分が実際に歩くとしたらどれだけの期間で達成できるのか、というのが今日の記事。


前提として

まず前提として、ぼくは脚力や体力には自信がある。
もちろんアスリートほどではないが、同年代男性の平均よりもやや高いレベルにはあると思う。

「東海道歩き旅」といっても、道中での観光はあまり視野に入れていない。
ゴールの京都観光が本命なので、途中で道草を食うつもりはなく、できるだけ最短のルートで行こうと思っている。


万歩計アプリの記録から

万歩計アプリ「徒歩でゆく〜東海道53次」では、日本橋から三条大橋まで100日かかった。
その間は長距離の歩き旅や登山などは行っておらず、普通の日常生活と定期的なランニングのみ。

3週間を目標とするならば、単純計算で毎日5倍の距離を歩く必要がある。
うーん、なかなかハードそうだ。

それでは次に、この「5倍」というのがどのくらいなのか、具体的な数字で検証してみる。


毎日の歩数や走行距離から

スマホの万歩計機能で、毎日の歩数と歩行距離が記録されている。

①3ヶ月間の平均歩数

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ざっくり計算で、3ヶ月間における1日の平均歩数が7,400歩
5倍となると、37,000歩

②3ヶ月間の平均歩行距離。

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こちらもざっくり計算で、3ヶ月間における1日の平均歩数は6.3km。
5倍となると、31.5km。

①②の概算より、
毎日平均して4万歩、30km歩けば、3週間で東海道53次を踏破できる。

それではお次は、毎日30km歩くことができるのかといったところに焦点を当ててみる。


ランニングやマラソンの経験から

①ランニング

週に2〜3回、約10kmランニングしている。
10kmというのは、ちょうど島1周分の距離。
つまり30kmというのは、毎日島を3周するイメージ。
意外と余裕そうだ。
街道ウォークなら景色も変化するし、定期的に観光地を通ることになるので、長い距離でも楽しく歩くことができそうだ。

②フルマラソン

初めてフルマラソンに出場したときのタイムが5時間半
ゴールした直後は当然しんどかったが、翌日はそこまで疲労や筋肉痛は残っていなかった。
ということは、毎晩しっかり休養を取れれば、1日40kmの歩行も不可能ではない(でも毎日はキツそう)。

③トレイルラン

初めてフルトレイルランに出場したときのタイムが8時間半
「ラン」といいつつも、ほとんど歩いていた。
このときは疲労や筋肉痛が酷くて、次の日も1日中寝ていた。

ちなみにハーフトレイルに出場したときのタイムは4時間。
こちらはそこまで疲労を感じることがなく、何なら楽しくゴールすることができた。

https://note.com/kiyofumi_gri/m/md70975036e5d

ランニングやマラソン大会の経験から、1日30kmはそこまで無理のない数値目標な気がする。
東海道中には箱根などの峠越えがあるが、トレイルランの経験を鑑みるに、20km以内であれば山中を歩いてもそこまで肉体的なダメージがないと思われる。


歩く速度から単純計算してみる

ぼくは歩くのがやや速い。
時速5kmちょいだと思う。

歩き旅となると、信号や踏切などの障害物、疲労や坂道などによる減速等を考慮しないといけないので、だいたい時速4.5kmで計算してみる。
一般的には時速4kmで計算するという記事を見かけたので、やや欲張っているが妥当な数字ではあると思う。

東海道53次の総距離500kmを4.5で割ると、111時間。
それをさらに20日で割ると、1日あたり約6時間
午前に2時間、午後に4時間と考えれば、ちょうど夕方くらいには目的地に着く計算。
ものすごく、ちょうどいい感じがする。


考慮すること

いろいろな面から考証してみても、(単純計算とはいえ)1日30kmが最も最適な歩行距離な気がする。
とはいえ、この30kmというのはあくまでも平均である。

先述したが、箱根などの難所で思わぬ足止めを食らったり、歩行距離が伸びないことは十分に考えられる。

また、宿泊場所の確保もしっかり考えておかなければならない。
旅人の中にはネットカフェで夜を明かす人もいるらしいが、疲労の回復のことを考えると夜はちゃんと布団やベッドで寝たい。
しかし、道中には等間隔で宿があるわけではない。
宿場町間の距離を例に挙げれば、小田原と箱根の間は16km離れている。
だから、宿がないような辺鄙な場所を長距離歩くことになりそうなときは、1日の行程を早めに切り上げることも考慮に入れる必要がある。


「妄想 東海道53次歩き旅」まとめ

個人的には江戸時代の人々と同じ2週間を目標にしていきたいところだが、今の実力を考慮に入れると3週間が現実的なのかもしれない。
半月の間、毎日フルマラソンを走れるくらいの体力を手に入れれば、2週間は実現可能になる。
ただ、厳選するとはいえ重い荷物を背負っていることを考えると、なかなかそれも厳しいだろう。
改めて江戸時代の人の体力や健脚はすごいと思う。

また、もしこの計画を実行するなら、季節は春か秋がいい。
薄着でいいけど、長い距離を歩いても汗をかかないくらいの気候が理想的だ。

ということで、結論としては、冬の終わりに仕事を辞めたい。
無理かなー。

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