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【(北)東インド旅行】16/17日目 Puri②

2025/1/7

実質、今日が最終日。
プリーPuriのビーチはとても雰囲気が良いのでもう1泊しようか迷ったが、ビーチでのんびりするのならチェンナイと変わらないなと思い、チェンナイに帰ることにした。

プリーからチェンナイまでの距離は1,000㎞を超える。
長距離鉄道で結ばれているので、寝台車に乗りたいところだったが、すでに予約でいっぱいの状態。
ジェネラルで20時間過ごすのはさすがにきついので、寝台バスを利用することにする。
しかし、プリーとチェンナイを直行する寝台バスは見つけられなかった。

旅行の予約アプリを利用して、できるだけ南へ行く寝台バスを調べていくと、アンドラ・プラデーシュ州のVijayawadaという町を通るバスを発見した。
Vijayawadaからチェンナイへはおよそ400㎞の道のりなので、ここまで行けばバスなり電車なりで帰ることができるだろう。
私は今日の昼過ぎに出発するVijayawadaまでの寝台バスを予約した。

午前中は町のシンボルであるジャガンナートJagannath寺院に訪れる。
路地を歩いて向かうが、壁にかわいらしいイラストが描かれている民家が多い。

町のシンボル、ジャガンナート神

寺院に近づくと、巡礼者らしき人たちの姿が現れ始める。

東インド最大の聖地、ジャガンナート寺院。

ジャガンナート寺院
町の西にそびえたつ巨大な白い塔。65mにも及ぶこの塔を中心に、高さ6mの塀に囲まれた約200m四方の境内をもつのが、12世紀に建造されたジャガンナート寺院だ。オディシャ建築の最高傑作ともいわれ、白い塔はホワイト・パゴダとも呼ばれる。

『地球の歩き方 2020~21 インド』P437
寺院の周りで踊る女性たち

残念ながら、寺院内に入れるのはヒンドゥー教徒だけ。
塀の周りをぐるりと歩いて、聖地の空気を体感する。

この寺院で祀られているジャガンナート神はもともと土着の神様だったらしい。
しかし、いつのまにかヒンドゥー教に組み込まれてクリシュナ神と同一視され、インド中からヒンドゥー教の巡礼者が集まるようになったようだ。

この旅最後の観光を終え、バスターミナルへ。
バス会社のオフィスの前で待っていると、「これからこの路線バスに乗って、ブバネーシュワルへ行きなさい」と言う。
プリー発の寝台バスを予約していたが、実際はブバネーシュワルから出発するらしい。

不安だったが、路線バスの終点がちょうど寝台バスのバス会社のオフィスの前だったので安心した。

久しぶりにビリヤニ食べた

15時にバスは出発。

きれいな車内


2025/1/8

午前4時半、寝台バスはVijayawadaに到着。
眠い目をこすりながら下車し、近くの鉄道駅へ。

Vijayawada駅

Vijayawada始発のチェンナイ行き電車に乗る。
ところで、今回の旅では計3回ジェネラルに乗ったが、検札は一回も行われなかった。
前の旅行の時もそうだった記憶があるので、インドのジェネラルはタダ乗りし放題である。
根拠はないが、実際の乗客の何パーセントかは無賃乗車なのではないか。

今回の旅行では北東インドからひたすら南下してきたわけだが、車窓の風景も少しずつ変化していた。
苗が青々しい水田がどこまでも広がる。
ついに常夏の世界に帰ってきた。

チェンナイ中央駅

午後1時、列車がチェンナイ中央駅に到着し、計17日間の旅行は無事に終了。

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