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間が悪い!
ここ1ヶ月くらい、異常なほど間が悪い出来事が連発している。
あらゆる物事が、ギリギリ許せるタイミングをほんの少しずらしてやってくる。
「あらゆる物事」と書いたが、具体的にいうと台風とコロナと連休だ。
この3つが、考えうる限りで最悪の絡み方をしている。
ノロノロ台風によって見事に潰れた4連休あたりから、謎の間の悪さを実感していたが、昨日ついに「あ゛あ゛あ゛っ」と叫んでしまいそうなことが起きた。
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時系列を追って説明していく。
まず、8/9(月)と8/10(火)に本島に出なければいけない用事があった。
大事な仕事の用事だ。
集合場所が本島の中部だったため、自動車と一緒に島を出る必要がある。
せっかくなので、米や缶詰などの嵩張る食料品や日用雑貨を事前にリストアップしていて、買い出しも兼ねた本島滞在にしようと考えていた。
月曜日の昼までに目的地に着いていなければいけないので、遅くとも日曜日のフェリーに乗る必要があった。
しかし週末にかけて台風が近づいていて、海上シケの影響でフェリーが欠航になる可能性が極めて高くなってしまった。
金曜日にかろうじてフェリーが運航していたので、予定を前倒しにして島を発つことにした。
ただ、港内の波が高いとのことで、出航時刻は普段よりも1時間半前倒しにした12時半だった。
1時間前には乗船の手続きを済ませておく必要がある。
自動車への荷物の詰め込みが終わって、運転席に乗り込んだまさにそのとき、本社から電話がかかってきた。
「コロナの状況を鑑みて、来週のイベントは中止になりました」
あ゛あ゛あ゛っ
タイミング! わるっ!
ここ数日、沖縄県のコロナウィルスの感染状況は悪化の一途を辿っており、県知事が「ロックダウン相当である」と緊急声明を発表していた。
確かに、この状況下で本当に来週のイベントが開催されるのか、ぼく自身も懸念するところではあった。
3日前に下されたイベント中止の決定は「遅すぎる」という声もあったようだが、状況を適切に見極めた英断だったとぼくは思っている。
ただ、いかんせん、タイミングが悪い。悪すぎる。最悪だ。
今回の本島滞在は、会社のイベント参加が主な目的であったため、イベント自体が中止になったということは、本島に出る大義名分がなくなったということだ。
県知事が緊急声明を出すほどの非常事態であるから、このタイミングで本島に出ることは望ましいことではない。
しかし、フェリーもホテルも予約をとってしまっていたため、結局ぼくは主目的がなくなった状態で本島に出かけることになった。
もし木曜日にイベント中止の連絡が来ていたら、島を離れるのを辞めることができた。
あるいは、もし台風が来ていなかったら土日に島を発っていたため、金曜日に連絡が来ても中止にすることができた。
なんなら、金曜日のフェリーが繰り上げ運航していなかったら、ギリギリ思いとどまれたかもしれない。
本当に、本当に、間が悪い。
今、那覇のホテルでこれを書いている。
当初の計画では1週間ほど本島に滞在するつもりだったが、目的がなくなってしまった上に、不要な外出は控えたいので、買い出しだけ済ませて3日ほどで島に帰るように予定を変更した。
ずっとホテルに篭っているだけなのに、1週間も那覇にいるのはバカバカしいし、宿泊代が嵩むだけだ。
リュックサックを買い換えようと思っていて、アウトレットモールの営業時間を調べたら、県からの要請により3連休中は休業だった。