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まさに「アジアの原風景」といった趣だ【Uttarkashi→Srinagar】

2024/06/22

ウッタルカシ(Uttarkashi)からスリナガル(Srinagar)へ向かうバスは、定刻通り午前7時半に出発した。

ひたすら細い山道を走ることになるが、車窓からは棚田や段々畑がひたすら広がっている。
日本の山でよく見かけるような木が林を形成している。
人間がきちんと管理しているのか、木と木の間隔は十分に空いていて、木はまっすぐと上を向いて伸びている。
まさに「アジアの原風景」といった趣だ。

このあたりは中国との国境に近い。
住人の中には、(少数派だが)東アジア系の顔立ちをした人も混じっている。
インドというよりは、東アジアや東南アジアの北部に近い風景に感じられる。

今まさに田植えを行なっている場面も見られたが、日本とは耕作のスケジュールが異なるのか、それとも二期作なのだろうか。

午後2時にスリナガルに到着。
1週間ほどの滞在で、ウッタラカンド(Uttarakhand)州の中長距離バスは朝のうちに出発するということが分かったので、今日はスリナガルに宿泊する。
明日のチケットを入手しておこうと思って、オフィスのようなところに行ってみるが無人だった。
昨日同様、夕方になったらチケットを買えるかもしれない。
バススタンド近くのゲストハウスで荷物を下ろし、夕方になるのを待つ。

午後6時頃オフィスに行くと、予想通り職員らしき人物がいた。
明日ゴウリクンド(Gaurikund)に行きたい旨を伝えると、斜向かいの銀行を指差して、あの銀行に行けと無愛想に言う。
銀行周辺でチケットオフィスを探すも見つからないので、そばにいた警察官に聞き込むと優しく教えてくれた。
曰く、ゴウリクンド行きのバスは朝の6時半にここから出発する。チケットは必要ない。
バスの目処がついたので、夕飯を食べることにする。

スリナガルは地方の小さな街といった感じで、見どころのようなものはほとんどない。
その代わり、ファストフード店がいくつかあったので、ピザ屋に入ってみた。
バラナシ以降、およそ2週間ぶりのインド料理以外の食事だ。
また、聖地とされる町の食堂はほぼ全てベジタリアンメニューだったため、肉を食べるのも2週間ぶりということになる。

パスタとピザを注文。
うきうきしながら口に運ぶと、驚くほど味が濃かった。
何とか食べ終えたが、ゲストハウスに帰って水1Lを一気飲みすることとなった。

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