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プランバナン遺跡とボロブドゥール遺跡
インドネシア中部の都市ジョグジャカルタの近郊には、2つの大きな遺跡群があります。
どちらも世界文化遺産に登録されている、スケールの大きな寺院跡です。
プランバナン遺跡
ジョグジャカルタから東に約17kmのところにある、ヒンドゥー教寺院と仏教寺院が林立する遺跡群。
市内から、トランス・ジョグジャという路線バスで行けます。
圧倒的スケールです。
この遺跡は16世紀の大地震で多くの建造物が崩壊し、現在も修復作業が行われています。
また、2007年にも地震の被害を受けています。
確かに、敷地内には損壊した寺院跡が多く見られます。
精巧なレリーフ。
ちょっと離れた丘の上から遺跡を撮った写真。
圧倒的存在感です。
世界遺産なのに、ラフな格好をしたおじさんがだらだら修復作業してます。
ボロブドゥール遺跡
ジョグジャカルタから北西に約42kmのところにある仏教寺院。
ミャンマー🇲🇲のバガン遺跡、カンボジア🇰🇭のアンコールワットと並んで、世界三大仏教遺跡の一つを構成しています。
世界最大級の仏教遺跡が、今では世界最大のイスラム教国家にあるというのが面白いです。
この遺跡の最大の特徴は、1,000年間ジャングルに埋もれていたところ。
8世期末に完成したと言われているこの大寺院ですが、王朝の滅亡とともに完全にその存在が忘れさられていました。
それから約1,000年後の1,814年、イギリス人のラッフルズが密林の中に潜むボロブドゥール寺院を「発見」します。
1,000年も密林に眠り続け、今なお多くの謎に包まれた世界最大級の仏教寺院。
ロマンの塊です。
遺跡の全貌が視界に入った時の感動は忘れられません。
とにかくデカイです。
ボロブドゥールはサンライズツアーが有名です。
ぼくはサンライズツアーには参加しませんでしたが、朝の開園直後に訪れました。
あいにくの曇天でしたが、遺跡の頂上から見下ろす朝靄に包まれたジャングルの荘厳さは一生忘れられない光景です。
鳥肌ものです。
もう1度言いますが、こんなに壮大な建造物が1,000年も人の目につかなかったとは、本当にロマンがあります。
同時に、この遺跡を匿い続けていた自然の雄大さも実感します。
仏教遺跡なので、仏像もあります。
以上、インドネシアのジョグジャカルタ郊外にある2つの遺跡群でした。
インドネシアというとバリ島が有名ですが、ぜひジョグジャカルタにも行ってみてください。