タミル・ナドゥ満喫ツアー 10日目 カニャクマリ
インド最南端のカニャクマリは、海から登る朝日と海に沈む夕日を見られるインド唯一の場所。
というわけで、夜明け前に起きて海岸まで行ってみる。
よく見たらこの漁船……
舳先(へさき)に顔が描いてある。かわいい。
モヤがかっていて、ちょうど水平線から顔を出すところは見られなかった。
ベンガル湾、インド洋、アラビア湾、3つの海の合流地点は豊かな漁場になっているのだろう。立派な魚が水揚げされていた。
モスクっぽい建築様式の教会。
午前中の涼しい時間帯に、ガンジー記念堂へ。
ここには一時的にガンジーの遺灰が保管されていたことがあり、1949年2月12日にインド最南端の海へ流された。
遺灰が置かれていた台。
こんな感じで台があるのだが、ドームの真上のところを見てほしい。
小さな穴が開いている。
ガンジーの誕生日である10月2日になると、この穴から差し込む一筋の陽光が台を照らすように設計されているらしい。
子ども時代、青年時代のガンジー。
日本人にも馴染みのあるガンジーの姿。
ちょっとだけ海沿いを散歩。
透明度は高くないが、チェンナイのビーチなんかと比べると、圧倒的にいい色をしている。
この海の先には何があるのか地図を見てみたら、もういきなり南極大陸だった。
ロマンがありますね。
聖地だけあって方々から人が集まっており、観光バスをたくさん見かける。
ナンバープレートを見ると、隣州のケララやアンドラ・プラデシュから来ているバスが多い。
隣州とはいえ、アンドラ・プラデシュなどは片道20時間以上もかかるような場所である。
食事や睡眠なども全てバスで行なっているらしく、バスの周りで炊き出しをしていたり、洗濯物が掛けられていたりする。
あまり裕福ではないグループなのだろう。みんなでお金を出し合ってバスを貸し切り、町内会で聖地巡礼をするといった感じなのかもしれない。
今日のchill dogs。
犬は涼しい場所をちゃんと知っている。
小洒落たカフェを発見。
オレンジジュース。
カニャクマリは、比較的ちゃんとしたホテルが多い。
例えばインドネシア🇮🇩のバリやタイ🇹🇭のプーケットなどのように、インドには定番で有名なビーチリゾートがないような気がする。
あえていうなら、ゴアやケララといったあたりか。
カニャクマリは、ビーチリゾートとしてのポテンシャルを秘めているような気がするが、いかんせん場所が辺境すぎる。
まだ本調子ではないので、暑い日中はひたすらホテルにこもっていた。
夕方、サンセットを見に再びビーチに行く。
今日は不発だった。
これにて10日目は終了。
明晩はいよいよ夜行列車に乗る。