【北東インド旅行】9日目 Pelling②
2024/12/31
世界第3位の高峰カンチェンジュンガ山から、わずか30〜40kmに迫るぺリンPellingという村に滞在している。
ゲストハウスのスタッフによると、私が宿泊している部屋からカンチェンジュンガが見えるらしい。
朝焼けに照らされる山容を見るために、朝5時に起きた。
バルコニーに出てみるが、外はまだ暗く、何も見えない。
5時半頃から、前方に大きな黒い影が浮かび上がってきた。
カンチェンジュンガ。
標高8,586m。
主峰とそれを取り囲む峰々が真っ赤に照らされる。
山の麓はまだ夜の闇に包まれている。
とても神々しい光景だ。
午前9時頃から少しずつ雲が現れ始めたので、オンシーズンといえどもカンチェンジュンガの姿を見るには、日の出の時刻を狙った方が良いのだろう。
ペリンから30kmほど離れたところに、ケチュペリ湖Khecheopalri Lakeという湖がある。
往復でタクシーをチャーターして湖へ。
湖に到着。
ヒンドゥー教、チベット仏教ともに聖地に認定されている神聖な湖。
湖を見下ろせる展望台があるというので、山道の階段を歩いて登る。
周辺には、仏像が安置された洞窟や祠がある。
駐車場に戻る途中にあるヒンドゥー寺院へ。
昼過ぎにペリンのゲストハウスに戻る。
午後は歩いて行ける範囲にある仏教寺院と遺跡へ。
この寺院は3階まで開放されており、素晴らしい壁画や仏具を見ることができた。
ここはかつてシッキム王国の都だった場所。
遺跡のそばにbird parkなるものがあったので立ち寄る。
日が傾きかけた頃、ぺリンへ戻る。
帰り道、雲の上に顔を出した高山がくっきりと見えた。
そのまま、村の外れで催されているお祭りの会場に行く。
最終日だからか、昨日よりも賑わっている。
シッキム州は酒税がかからず、飲酒の習慣があるようだ。
そのため、シッキム産のビールが存在する。
気温は10度を下回るほどでかなり寒いが、睦まじく縁日を楽しんでいる人の姿を見ると温もりが感じられる。
会場の一角に、ギャンブルの屋台が集まっていた。
ルーレットとサイコロで、カジノを簡略化したようなゲームだ。
みんな現金を直賭けしていて面白い。
2024年最後の夜はこうして終わった。