カルナータカ旅行6日目 マディケリ(Madikeri)
そんなクールグ地方の中心となる町マディケリに滞在している。
午前中、ゲストハウスの裏手にあるマディケリ城塞に行く。
マイソール藩王国の最盛期を築いたティプー・スルターンが造った城だ。
特に整備されているわけではなく、「言われてみれば城塞かも」という程度の小さな遺構。
城塞の隅に小さなヒンドゥー寺院の祠があり、居心地が良かった。
城塞をサクッと見学した後は、コーヒー農園へ。
4kmほどの道のりだったので歩いて行ってみる。
Googleマップに表示されていたショートカットに従って、林道の中を歩く。
最初は順調だったのだが、途中から手付かずの藪になり、通り抜けるのにえらく骨を折った。
手のひらが擦り傷だらけになりながらも、1時間半ほどで目的地のコーヒー農園に到着。
ちゃんとガイド付きで案内してくれる。
最後にコーヒーの試飲付き。
コーヒー農園だからこそ、ブラックコーヒーで飲みたいところではある。
昼過ぎにマディケリの町に帰ってきて、ゲストハウスでのんびりする。
冒頭でも書いたが、クールグはコーヒーとスパイス、チョコレートが名産品。
マディケリの至る所に土産物屋がある。
そして、クールグのもう一つの名産品といえば……
ワイン。
一般的なブドウ産のものだけでなく、リンゴやバナナ、ジンジャーといった変わり種も多い。
値段はピンキリで、ぼくはバナナ味のワインを300ルピーで購入した。
マディケリは徒歩圏内に観光地がほとんどない。
自然豊かで居心地が良く長居したい気持ちもあるが、徒歩観光がベースのぼくにとっては退屈なのも事実で、明日には次の場所へ移動することにする。