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3/19 茶畑トレッキング 【ケララ旅行⑤】
中級ホテルの朝食ビュッフェ。
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メニューの9割がインド風。
もともとホテルの朝食ビュッフェはあまり利用しないが、ぼくが宿泊するグレードのホテルだとこれ以外のメニューを見たことがない。
カリカリのベーコンとか、ふわふわのスクランブルエッグなんかは、外資の高級ホテルに行ったら出会えるのだろうか。
と言いつつ、お腹いっぱい食べてから、エラヴィクラム国立公園へ。
Eravikulam National Park
西ガーツ山脈の頂に沿った97㎢の敷地を占める、ケーララ最初の国立公園。1978年に、絶滅危惧種の野生動物ニルギリタール保護のために設けられた。南インド最高峰のアナムディ山(2695m)がこの国立公園の南に位置する。
チケットを購入し、専用バスで山を登る。(中略)公園内には歩道が整備され、約1km先まで歩いて行けるようになっている。途中、雄大な山をバックに、人間をあまり怖がらないニルギリタールの姿を目にするだろう。
国立公園行きのバスを探すため、市街地へ。
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そういえば、フォート・コーチンではほとんど野良牛を見なかったような気がする。
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ケララ出身のドライバーが「ケララではクリケットはあまり流行っていない。サッカーの人気が高い」と言っていたが、確かにこのケララ旅行中、クリケットをやっているところを見ていない。
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ニュームナールの市街地に到着。
こじんまりしているが、かなりゴミゴミしている。
生活に必要なお店を全てぎゅっと詰め込んだような感じだ。
さて、バススタンドを探して聞き込みすると、「ここからは出ていない」という返事。
教えてもらったところに行くもバスは停まっていないし、そもそも市街にほとんどバスがない。
諦めてオートリクシャーやジープに声をかけると、しきりにパッケージツアーの売り込みをしてくる。
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うんざりしたので、国立公園まで歩いて行ってみることにした。
Googleマップによると、歩いて1時間半。
時間はたっぷりあるし、周辺の山並みや茶畑が美しいので、道中の風景を楽しむことにしたのだ。
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製茶工場の近くを通ると、強烈に青臭い香りがした。
その青臭さの奥に、微かに茶葉の香ばしさもある。
地図の表示通り、1時間半で目的地に到着。
ちなみに、道中ぼくのことを追い越したバスは1台もなかったので、バスの本数はかなり少ない。
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受付に行くと、ジープ(3,000ルピー)とトレッキング(500ルピー)の2つのプランがあったので、問答無用でトレッキングを選ぶ。
ガイドのお兄さんが1人ついて、トレッキングスタート。
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さて、ここまで真面目に読んでくれた人の中には、違和感を抱いた人もいると思う。
冒頭で国立公園の説明を引用した部分。
「チケットを購入し、専用バスで山を登る」と書かれているのだが、ぼくは専用バスに乗っていない。
しかし、トレッキングが始まってすぐにこの謎は解けた。
「毎年2、3月は国立公園は閉まっている」と、ガイドのお兄さんが言ったからだ。
市街地から国立公園行きのバスが少なかったのも納得だ。
ちょうど2ヶ月間のオフシーズンだったというわけなのだ。
ホテルに戻ってガイドブックを確認したら、確かに「2,3月は休園」と書かれていたので、完全にぼくのリサーチ不足だった。
トレッキングするのは公園内ではなく、公園の周辺部分らしい。
国立公園に入れないのは残念だが、このトレッキングツアーは休園期間の2ヶ月間しか行われていないものらしいので、むしろ貴重な経験ができたと思うことにした。
トレッキングでは茶畑の中や、
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ぬかるんだ水場を歩く。
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トレッキング前、ガイドのお兄さんが「昨日雨が降ったから、今日はリーチ プロブレムが発生している」と言っていて、リーチの意味がよくわからなかったのだが、泥道に入ってすぐに正体が分かった。
リーチとはヒルのことだった。
うっかりサンダルで行ってしまったので、ぼくの足はあっけなくヒルの餌食となってしまった。
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ガイド曰く、一帯の茶畑は全てタタが所有しているものらしい。
タタはインド最大の財閥で、確かにスーパーの紅茶売り場に行くと、タタのロゴが描かれたパッケージをよく目にする。
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1時間半、茶畑や山を歩いて、スタート地点に戻ってくる。
リーチ プロブレムはあったものの、それ以外は大満足のトレッキングだった。
あと、ニルギリタールに出会えなかったのは残念。
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スタート地点に戻ると、入り口のところに休園の旨の看板があった。
ニルギリタールの繁殖シーズンだから公園を閉めているらしい。
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なぜ来た時に気づかなかったのか写真を見返してみると、ちょうど家族が立っていて看板が隠れる形になっていたのだった。
帰りは、通りがかったムナール行きオートに相乗りさせてもらって、サクッと市内まで戻ってきた。
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この日はもう予定がないので、ニュームナールを少し散策してホテルに戻る。
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ムナールの特産品はチョコレート。
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ムナールと似たような高原避暑地のウーティー(タミル・ナドゥ州)やクールグ(カルナータカ州)もチョコレート土産が多かった。
カカオ豆が栽培されているわけではないと思うので、なぜチョコレートが特産品になっているのか分からない。
冷涼な気候だとチョコレートの加工がしやすいということなのだろうか。
というわけで、今日はトレッキングをしただけで終了。