「漢字ナンクロ」の解き方
今日も朝から漢字パズル。
ぼくがこの手の雑誌を最初に買ったのは高校生の時なので、かれこれ10年近くの付き合いになる。
といっても、どうしようもなく暇なときに買う程度だけど。
数あるパズルの中でも、ぼくは「漢字ナンクロ」が好きだ。
難しさと面倒臭さが丁度いいバランスになっているから。
まず、「漢字ナンクロ 」とはこんなパズル。
同じ数字が書かれたマスには、同じ漢字が入る。
パッと見は難しそうだけれど、細かく見ていくと意外とすらすら埋められる物もある。
例えば…。
↑これなんかは「伝書鳩」以外に考えられない。
↑これも「雪合戦」以外に思いつかないし、「都合」という単語も成り立つので瞬殺できる。
↑一見難しいけれど、これも簡単。「碁」は「碁石」以外に考えにくいし、23番に「石」が入ると、縦のマスもパパッと埋められてしまう。
「○石○鳥」、つまり「一石二鳥」だ。
初心者だと難しくても、このパズルに慣れてくるとだんだん感覚が掴めてくる。
↑「動」が入って、「行動力」と「動機」。
↑「代名詞」と「名義人」と「不人気」と「気分」。
漢字ナンクロにはクセがある。
それは「よく使用される漢字」があること。
いろいろなマスに漢字を埋めていって、熟語を作っていくこのパズル。
実は、このパズルで登場する漢字は7〜8割くらいは同じだ。
なぜなら「熟語を作りやすい漢字」は限られているから。
あくまでも実感としての話だけれど、ちゃんと統計をとってもそうなると思う。
例えば、「人」「一」「物」「道」「生」「日」「心」「学」など。
これらの漢字は熟語を作るときの汎用性が高いので、しょっちゅう登場する。
それを把握しておくと、パズルの難易度が急に下がる。
例えば下のような問題。
考えなくても答えがわかってしまうのだ。
「八方美人」と「方丈記」と「日記帳」。
だいたい、「○丈○」なんて日本語は「方丈記」か「大丈夫」以外に存在しない(多分)。
今回の問題はマスが50種類あったが、30分くらいで完成。
答えの8割くらいは「あるある漢字」。
今回は、「猫」とか「陣」とか「脚」あたりがちょっと特徴的になっている。
「あるある漢字」があるように、漢字ナンクロ には「あるある熟語」も存在する。
パズルに頻繁に登場する熟語だ。
要は「あるある漢字」を組み合わせてできる熟語で、「心理学」「地動説」「小学生」なんかは必ずといってもいいほど登場する。
他に、絶対に日常生活では使用しないのに、なぜか漢字ナンクロで頻繁に登場する熟語もある。
代表的なのが「三国一」「気韻生動」「面目一新」など。
これらの熟語は、死ぬまでに日常生活で使用することは絶対ない。
だって意味わからないもん。
ぼくはこれらの熟語を「ナンクロ熟語」と呼んでいる。
ということで、漢字ナンクロは良い暇つぶしになるし、懸賞もあるし、安い趣味だし、何より賢くなった気になるので、どうしようもなく暇な時はぜひ取り組んでみましょう。
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