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タミル・ナドゥ満喫ツアー 12日目 夜行列車 → メットゥパラヤム
夜行列車は定刻より少し早く、朝の7時過ぎにコインバトール(Coimbatore)に着いた。
インドでの初めての夜行列車だったが、快適に眠ることができた。
貨物の扱い方がインドクオリティー。
コインバトール駅には蒸気機関車の置物がある。まるで新橋駅みたいだ。
コインバトールはマドゥライと同規模で、チェンナイに次ぐ大都市。
駅前にはビジネスホテルやレストランが立ち並んでいて、日本の地方都市のようだった。
今回の旅において、コインバトールは目的地ではなく、通過地点にすぎない。
2時間半後に発車する電車でさらに次の街へ向かう。
新型の車両なのか、かなり綺麗な車内。
メットゥパラヤム(Mettupalayam)に到着。
ここが今日の宿泊地なのだが、
何もない田舎である。
わざわざ何もない場所に来た理由はこちら。
ニルギリ登山鉄道に乗るため。
【ニルギリ登山鉄道】
メットゥパーラヤム〜ウーティ間の約46kmを走るニルギリ登山鉄道は、インド最古の山岳鉄道のひとつ。イギリス人によって1908年に敷設された。北インドのダージリン・ヒマーラヤ鉄道とカールカー=シムラー鉄道とともに、「インドの山岳鉄道群」として世界遺産に登録されている。
(『世界の歩き方 南インド』P217)
ウーティー(Wooty)行きの列車は、メットゥパラヤムを朝の7時過ぎに発車するものしかないため、今日はあくまでも前泊なのだ。
ウーティーが今回の旅の最終目的地であると同時に、この登山鉄道に乗車することが旅のクライマックスになっている。
イギリス統治時代に避暑地として開拓されたウーティーは、海抜2,300mの高地に位置し、気温は当然涼しい。
涼しい、というか寒い。
さて、話をメットゥパラヤムに少しだけ戻す。
特に見どころはないが、バスターミナルの周辺はゴミゴミとしている。
相変わらずお腹の調子は最悪(それ以外は元気)で、そこら辺の薬局で薬を買ってみた。
たったの10ルピー(15円)。安いけど、すごい効きそう。
これにて、12日目は終了。
本当に何もしない1日だった。