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【インド雪山紀行②】スノートレッキング

2023/12/18

グルマルクへ

Asifの家で迎えた朝。
10時間くらい寝た。

寒くても犬は元気
Asifと奥さん
ラスクが美味しかった。

トーストとチャイの朝食をいただき、午前10時にグルマルク(Gulmarg)へ向けて出発する。

路地の広葉樹は葉っぱを全て落とし、丸裸になっている。
厳しく寂しい冬だ。

標高約2,000mのタンマルク(Tangmarg)からグルマルクのリゾートエリアまで、およそ500mの標高を一気に上がっていく。
麓ではほとんど積雪が見られなかったが、車が高度を上げるにつれ少しずつ大地や木々が真っ白な雪で覆われるようになってくる。

30分ほどでグルマルクのリゾートエリアに到着。
雪はよく積もっているようにみえるが、まだスキーをするには十分な量ではないようだ。

そり遊び

予約していたホテルに荷物を下ろしてから、スノートレッキングに出発。


スノートレッキング

行きは徒歩で山を登り、中腹で少し遊んでから、帰りはゴンドラで下りる計画。
実際にスキーのスロープになっているところを登っていく。

斜面は石や土が露出していて、確かにまだスキーができる積雪量ではない。

ゴンドラ

1時間ほど黙々と雪の坂道を登って、中腹に到着。
グルマルクにはゴンドラが2つ設置されているが、この中腹にはそのうちの1つの終着駅がある。
2つ目のゴンドラは、そこからさらに上へと登っていく。

ゴンドラの終着駅は人がたくさん


スキー

スキーのレンタルがあり、せっかくなので少し滑ってみることにする。

が、ここで用具を借りる人は初心者が多いのか、レンタル用品は値段の割に状態が良くなかった。
インストラクターを付けるかと聞かれ、自分の技能的には必要ないが、どこを滑って良いのかが分からなかったので、一応つけることにした。
レベルを聞かれたので、謙遜して中級者と答えておいた。
大学時代に体育会スキー部に所属していたのでそれなりには滑れるが、さりとて上級者と自信をもって言えるほどの実力はない。
しかし、ここは過大申告の国インドなのだった。

2、3回滑ったことがあるような人でも「中級者」と申告するのかもしれない。
インストラクターの青年は超基本のところから教えてくれようとする。
「スキー板はこうやって履くんだよ」とか、「板の前を閉じて、後ろを広げると止まることができるよ」とか。
「日本ではプロだったんだ」くらい言っておけば良かった。

ここでスキーの豆知識なのだが、日本の雪質は世界的にも良質なことで知られている。
特に北海道のパウダースノーは知名度が高く、「Japan+Powder Snow」で「ジャパウ」という造語があるほど世界的に有名だ。
グルマルクを訪れる東アジア人は珍しいのか、「どこから来たのか」と良く聞かれたのだが、「日本だ」と答えると、みんな「何でわざわざ」みたいな顔をする。
ちなみに、グルマルクもパウダースノーでかなり雪質が良い。

全く満足はしなかったが、1時間だけ滑ってスキーは終わりにした。
それから遅めの昼食を食べて、ゴンドラでホテルのあるエリアまで帰ってきた。


ホテルの外のレストランで夕食を取ろうと思ったが、日が暮れると寒さが一層厳しくなったので、ホテル内で済ませることにした。

カシミール風ビリヤニ

ホテルのレストランでは、地元ガイドかインストラクター風の人たちが集まっていた。
みな顔の彫りが深い中東系の顔立ちで、私が住んでいる南インドの人たちとは雰囲気が全く異なり異国情緒がある。
レストランの雰囲気も相まって、ヨーロッパのスキーリゾートに来ているような感じだった。

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