地図帳旅行 ハワイの気候編
美しい自然、オシャレなカフェ、常夏のビーチリゾート。
日本人なら誰もが憧れる南国の楽園、ハワイのイメージはこんな感じだと思う。
さて、今日も地図帳を眺めていたらこんな発見をした。
ちょっと見づらいが、右端のページの境目にハワイがある。
これを見てぼくは思った。
あれ?意外と北にあるぞ。
もちろん、日本から見るとだいぶ南にはある。
しかし、常夏というには北にありすぎるように思える。
そこで、目線をそのまま左のほうにスライドすると、中国南部からコブのように突き出した海南島にぶつかる。ハイナンチキンライスでおなじみの海南島だ。
ちなみにシンガポールの名物料理であるハイナンチキンライスであるが、別に海南島の料理というわけではないらしい。なんだそれ。
海南島は「中国のハワイ」という呼び名もあるらしく、緯度的には確かに似たような気候なのだろう。
視線をさらに西にやると、ハノイの文字が見える。
ハノイは昨日も登場したが、ハノイにはしっかり冬がある。もちろん日本の冬ほど寒くはないが、それでも晩秋くらいの寒さだ。
ハワイはハノイより少し南に位置する(ハワイとハノイってややこしいな)。
ハノイの南部には、陸のハロン湾とも呼ばれるチャンアンという世界遺産にも登録された景勝地がある。ハノイから車で2時間くらい南下したところにあるのだが、だいたいハワイとチャンアンの緯度が同じくらいだ。
↓ちなみにチャンアンはこんな感じ↓
昨年末にチャンアンに行ったのだが、かなり寒かった記憶がある。
写真の通り天気が悪かったことや、水に近いということで余計底冷えしたのだろうが、たとえ天気が良かったとしても到底常夏とはいえない。
ということは、緯度に注目するとハワイは常夏ではないのではないか?と疑問に思った。
そこでハワイの気温を調べてみた。
じゃん。
やっぱり若干の気温の上下動はある。
とはいえ、最高気温は常に25度を上回っているため、常夏という言い方は確かに間違っていない。
しかし、冬季の最低気温が20度を下回るというのは意外だ。島なので海風が吹いているだろうし、体感はかなり下がるのではないだろうか。
ハワイといえば、一年中、海水浴が楽しめると思っていたが、そんなこともないらしい。
あと、もう一つ意外だったのは夏に降水量が少なく、冬に多いこと。日本(太平洋側)とは逆だ。夏は湿度が低いということだと思うので、日本の夏とは違って過ごしやすいんだろうな。
ということで、ハワイの気候について調べてみた。
ハワイフリークの人にとっては当たり前のことなんだろうけれど、常夏のイメージがあったハワイにも涼しい時期があるということがわかってビックリした。
ハワイに行ったことがある日本人ってどのくらいいるのかな。