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【北東インド旅行】旅のまとめ

行程

2024/12/23~2025/1/8

【メガラヤ州】
シロン、チェラプンジ、ダウキ
【アッサム州】
グワハティ
【シッキム州】
ガントク、ペリン
【西ベンガル州】
カリンポン、ダージリン、シリグリ、コルカタ
【オディシャ州】
ブバネーシュワル、プリー


急な旅程変更

当初はインド北東部、いわゆるセブンシスターズを巡る予定だった。
具体的には、メガラヤ州、マニプール州、ナガランド州、アルナーチャル・プラデーシュ州を訪れる計画だった。

しかし、出発の1週間前に、現地の情勢が不安定になり、マニプール州とナガランド州への外国人立ち入りが制限されてしまった。
これにより、直前になって旅程を変更せざるを得なくなった。

また、ブータンや中国と国境を接するアルナーチャル・プラデーシュ州では、入域許可証の取得が必須だ。
旅行の半月前からグワハティの旅行代理店に申請を依頼していたが、発行予定日に代理店を訪れると、「この時期は繁忙期のため、発行は年始になる」とのことだった。
アルナーチャルを今回の旅のメインに据える予定だったが、許可証が取得できないため、入域を断念することになった。

インターネットでは、「申請から3日程度で許可証を取得できる」といった情報が多く見られるため、「代理店が手を抜いているのでは?」という疑念も残ったが、真相は不明である。

こうして、出発前の計画から大きく変更された旅となった。


銀行口座の凍結

出発の前日、インドの銀行口座が凍結されていることに気づいた。
事前に引き出していた現金25,000ルピーと、知人から借りた20,000ルピー、合計45,000ルピーを持って旅に出た。
念のため、日本のクレジットカードも携えていたが、できれば日本円は使いたくなかった。

インドではオンライン決済が広く普及しており、普段は現金を使う機会がほとんどない。
そのため、久しぶりに現金中心の生活をすることになり、改めて不便さを感じた。
また、日本のクレジットカードを使いたくなかったため、ホテルの予約も1回しか行わず、それ以外は現地で直接探し回った。
普段の旅では前日にホテルを予約しておくことが多いので、今回は手間がかかった。

旅行中も銀行と何度かやり取りを試みたが、結局、旅の間に口座が復活することはなかった。
自宅に帰った時には約3,000ルピーが手元に残っており、これは私の旅の予算的にちょうど1日分程度だった。
結果的にはギリギリセーフといったところだ。


まとめ

インド国内旅行はこれまでにも何度か経験しているが、今回が最もちぐはぐな旅だったと思う。
楽しい瞬間も多かったが、急な旅程変更や金銭面の制約など、歯がゆい思いをする場面が少なくなかった。
思い通りにならないもどかしさはあったが、大きなトラブルなく旅を終えられたのは幸いだった。

3月に本帰国する予定のため、これが最後のインドでのバックパック旅となった。
本帰国直前には1週間程度の旅行を計画しているが、それはきっちり予定を立てるため、「旅」というより「旅行」に近い感覚になるだろう。

本帰国後、当面は中長期の旅に出る予定はない(あるいは、もうそんな旅をしないかもしれない)。
今回の旅は私にとって一つの区切りとなるものだったので、不完全燃焼のような形で終わってしまったのは残念だ。
しかし、それがかえって、逆に未練なく旅をやめられるよう気もしている。

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