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6/22 この風景を見られただけでも、ラタナキリに来る価値があった 【クラチェ→ラタナキリ】

おはようメコン川

多摩川の下流域で生まれ育ったので、ゆったりと流れる川を見ていると何となく落ち着く。
本日はカンボジア北東部に位置するラタナキリへ移動する。

朝の托鉢風景
ランブータン(下)と蓮の実(上)

ミニバスは午前9時にクラチェを出発。

座席の割に乗客が少なかったので、今日はゆったり座れると思ったら……

発車してすぐに飲み物の倉庫に立ち寄り、人海戦術で瓶ビールの入った箱をバスに詰め込む。

大量の瓶ビールと一緒に旅をする。

料理名は忘れた

11時過ぎに昼休憩。
ベトナム料理といえばバインミーに代表されるようにフランスパンを使用したものが有名だが、同じく旧フランス植民地だったカンボジアもフランスパンが常食されているようだ。
ぼくはコメ派なので好んでパンを食べることはないが、せっかくなので注文してみた。
カンボジアでパンを食べるのは初めてだったが、とても美味しかった。

ラタナキリの独立記念塔

午後1時半、ラタナキリの州都バンルンに到着。
バンルンは高地にあると聞いていたので、涼しいのかと思っていたらしっかり暑い。
ただ、今まで巡った他の街と比べると1、2度くらいは気温が低そうな体感ではある。

緑が豊か

予約していたゲストハウスにチェックインし、暑さが和らいだ頃に行動開始。
まずは市場へ。

まあまあ規模が大きい。
時間帯が悪かったのか、これが平常運転なのか、活気はあまりなかった。

ラタナキリという州名は現地語の「ラタナ=宝石、キリ=山」から来ているとのことで、確かに宝石屋が多いような気がした。

特にジルコンやアメジストの良質な産出地として有名で、「ラタナキリブルー」なる言葉もあるらしい。

カンボジアはレンガ造りの建物が多い印象だが、レンガは空洞のものをよく見かける。

一通りマーケットを散策したところで、ゲストハウスのおじさんがおすすめしてくれた丘を登ってみる。
綺麗なサンセットが見えるらしい。

丘の中腹にある涅槃仏
丘の頂上にある大仏

歩いて20分ほどで登頂。
憩いの場となっているようで、丘の頂上には地元民がたくさんいた。

東の方角。ベトナムとの国境までわずか60km。

そんなに高くない丘だが、見晴らしはとても良い。
バスでの移動中も険しい峠越えのようなものが一切なかったので、カンボジアは比較的平たい土地なのかもしれない。
調べてみたら、国内最高峰のアオラル山は1,813mしかなかった。

観光客でごった返すこともなく、地元の人たちが思い思いの時間を過ごしていて、とても雰囲気が良い。

真っ赤でまん丸な夕日

夕日はあっという間に、山の稜線に隠れてしまった。
今日は最後までサンセットが見れて良かった。

この風景を見れただけでも、ラタナキリに来る価値があったと思えた。

今日のおもしろ日本語Tシャツ「じゃがいも」




カンボジア滞在中の気づきを1つ紹介。
ゲストハウスやカフェでWi-Fiを接続する際、パスワードに「168」という数列が含まれることが多い。

注意して見渡せば街中の看板にも。

偶然ではないよな、と思って調べてみたら面白いことが分かった。
「168」は「商売繁盛」という意味の「一路發(Yī lù fā)」と発音が似ているため、中華圏では縁起の良い数字とされているらしいのだ。へー。


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