タミル・ナドゥ満喫ツアー 3日目 タンジャーヴール → ティルチラパッリ
3日目は外で朝食を食べてみる。
普段は朝食を食べないことが多いので、こういう食堂で朝食を摂るのは初めて。
三角形のものがサモサで、右側のものの名前は忘れた。
それとチャイ。これで大体20ルピー(30円)くらい。
腹ごしらえをしたところで、タンジャーヴール市内の王宮へ。
王宮といっても、あまり整備はされていない。
子犬。
王宮の敷地内には、小さな博物館がいくつかある。
チルおじさん。
王宮にもナンディー像。
ところで、王宮の横に学校があって、中を見学させてもらえた。
中1に相当する年齢の生徒が勉強していた。
ノートにタミル文字で何かを繰り返し書いている生徒がいて、暗記の勉強かと思って尋ねたら、「授業中に騒いですいませんでした。もうしません」という反省文を300回書いているらしかった。
中の写真はないが、とても面白い経験ができた。
昼前にタンジャーヴールの街を発つ。
インドの都市の中では清潔感のある方だと思う。
長距離列車に乗ってみたくて駅に立ち寄ってみたが、便数が少なくて今回は断念した。
いつも通り、バスで次の街まで向かう。
インド、少なくともタミル・ナドゥ州を旅行するときはバスの方が便利なようである。
1時間半で43ルピー(約60円)。
昼過ぎにティルチラパッリ(Tiruchirappalli)に到着。
タミル・ナドゥ州の中央に位置するティルチラパッリは交通の要衝として栄え、都市圏の人口は100万人を超える。
インドにおいては何の変哲も無い一地方都市にすぎないが、仙台市と同等の規模である。
新市街でバスを降りる。
サラリーマン風の人も多く、ちゃんとした都会である。
予約していたホテルがあるのは旧市街で、歩いて1時間ほど。
街の観光も兼ねて、歩いてみることにした。
そして、旧市街に着いてビックリ。
ものすごい喧騒なのだ。
昨日までに訪れていたクンバーコナムやタンジャーヴールが、古都としての風情が漂っていたのに対して、ティルチラパッリは猥雑とした庶民の街なのである。
バス、トラック、乗用車、バイク、自転車、大八車、野良牛が狭い道路にひしめき合っている。
それぞれが勝手にクラクションを鳴らすので、大変な騒ぎになる。
旧市街の一部地域はビッグ・バザールとも呼ばれているそうで、その名の通り、市場が増殖してそのまま街になったような感じだ。
大きな市場の中に人が住んでいる。
ビッグ・バザールの中にある小綺麗なホテルにチェックインし、市内観光の目玉であるロック・フォートに向かう。
通りの向こうに見える岩山がロック・フォート。
もうちょっと近くから。
標高83mの岩山で、岩をくり抜いて寺院が建てられている。
437段の階段があり、頂上まで登ることができる。
岩山内部は寺院になっているため写真撮影ができなかったが、頂上からの眺めは最高だった。
野生の猿もいる。
これにて3日目は終了。
ティルチラパッリには2泊する。
見どころが多いわけではないが、市域が広くて1泊だけでは点在する観光地を回りきれないからだ。
ティルチラパッリの後にどこに行くかは検討中である。