シヴァ・ナイト
2/28(月)の夜から3/1(火)の朝にかけて、マハー・シヴァラートリーというお祭りがあったようだ。
訳すと「シヴァ・ナイト(シヴァの夜)」で、名前の通りシヴァ神のお祭りである。
調べてみたところ、この祭りの由来は諸説あってよく分からなかった。
シヴァ・ナイトは新月の前夜を祝うようで、つまり年に12回お祝いがあるわけだが、中でも3月あたりに実施されるものが「マハー(偉大)・シヴァラートリー」といって毎年盛大に祝われるらしい。
寺院に集まった信者は一晩中起きていて、祈りを捧げたり、断食をしたりするらしい。
なお、この祭りはシヴァ神を讃えるもので、全てのヒンドゥー寺院がお祝いをしているわけではない。寺院によって祀っている神様が異なるからである。
同じくヒンドゥー教徒が多いバリ島🇮🇩は、「毎日どこかでお祭りがある」と称されることがあるが、それはヒンドゥー教が多神教で、毎日が何かしらの神様の祝日に当たるからである。
このことは実は、日本人にも馴染みやすい慣習だと思う。
日本も、八百万の神と言われるほどたくさんの神様を抱える国であり、寺社によって祀られている神様は異なる。
その結果、毎日とは言わないまでも、日本でも頻繁にいろいろなところで祭りが行われている。
局地的で伝統的な神事が多い多神教国家という点で、日本とインドは共通していると思う。
さて、シヴァ・ナイトに話は戻るが、3/1(火)の夜も近所の寺院で盛大なお祭りが催されていたため、見学しに行ってみた。
ヒンドゥー教における天地創造神話に「乳海攪拌(にゅうかいかくはん)」というものがあって、シヴァ神が重要な役割を果たしているらしい。
だからか、境内にはたくさんの牛乳が置いてあった。
マハー・シヴァラートリーとは関係なく、直後に近所のスーパーで牛乳を買おうと思ったら、綺麗に牛乳だけが売り切れていた。
簡潔にまとめられたサイトがあったので、興味が湧いた人は是非ご参照ください。