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人生設計(今のところ)

あと数か月で30歳になる。
大学卒業後、任期付きの仕事を3つ経て今に至る。
最初の職場はインドネシア、次は沖縄の離島、そして今はインド。
30という数字に特に意味はないもののキリが良いので、この年度を人生の一区切りにしようと思っている。
2か月にも及んだ夏季休業期間中、たっぷりと時間をかけて今後の人生について考えたので、今の心境をここに書き記す。

まず、来年の3月に本帰国するつもりである。
自分は現採なのである程度は自分の任期をコントロールできるが、もう日本に帰ろうと思っている。
次に海外に出るつもりはもうないし、海外旅行に行きたいという欲もあまりない。
それは海外にうんざりしたというより、十分に満足したという気持ちが大きい。

海外といっても、東南アジアと南アジアに住んで、任国内や周辺の国を旅行でちょこちょこ回ったにすぎない(欧州や南米、アフリカなどは未踏)が、もう海外はいいかなという気持ちがある。
老成した言い方になるが、自分がやりたいことはある程度達成し、自分のために生きるのもそろそろ一段落したかなという感じ。
そろそろ自分以外の誰かのために生きるのも良いのではないかと思い始めている。
ほろ酔いと泥酔の中間くらいの状態で一人ぼっちの家のソファに寝っ転がって子犬のYouTube動画を見ていると、言いようのない焦燥感というか寂寥感というか孤独感というかよく分からない切ない感情に襲われるようになった。

さて、ここからが本題なのだが、本帰国後の仕事について。

大学の教育学部を卒業して以来、今まで教育現場で働いてきたわけだが、本帰国後は現場から離れたところで教育に携わる仕事に就こうと思っていた。
教材の出版や教務システムの開発など。
しかし数か月前から、また別の考えが私の中で出てくるようになった。

それは、個人で学習塾を経営するということ。

この考えは何となく頭にひらめいたもので、現実味があるのかよく分からない。
というわけで、この1か月ほど「個人塾」というものについて調査している。

塾というのは大手ばかりが業界を牛耳っていて、その隙間を埋めるようにして個人経営の塾がひっそりと存在しているのかと思っていたが、どうやらそうとも言えないらしい。
世の中には個性的な個人塾がたくさんあって、地域によっては大手に比肩するほど人気を集めている個人塾もある。
少子化が加速する時代ではあるが、経営の仕方によってはなかなか夢のある職種のようだ。
「個人で塾を経営しよう」とひらめいたときは、食い扶持に困らない程度の収入があればいいやと思っていたが、今では、特定の地域でいくつか校舎を運営して大手を駆逐するのもありかもなんて野心も出てきた。

で、個人塾の経営戦略の一つとして、こまめな情報発信というものがあるらしくて、定期的にブログを更新している塾がいくつかある。
これがけっこう面白い。
内容は、地域の受験情報や塾の教育方針、教材の紹介といった定番はもちろんのこと、塾長のプライベートな旅行の話とか地域のレストラン情報なんてものもある。
ここ1か月ほどいろいろな塾ブログを読み漁っていて、そういうわけでnoteの更新がおろそかになっていた。

私は熱しやすく冷めやすいところがあるので、半年後にはここに書いたことが全くの白紙になっている可能性もある。
やっぱりもう1年インドに残る!と急に考えが変わるかもしれない。
どうなることやら、自分でも楽しみにしながら来年の3月を迎えることにする。

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