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6/25 【Srinagar → Kargil】 ほぼ移動デー

午前8時10分、カルギル(Kargil)行きのバスが出発。

座席の後ろ半分は荷物だった。

スリナガルは規模の大きな街で、市内を抜けるまでダラダラと渋滞が続いている。

スリナガルから遠ざかるにつれ、緑が少しずつ減っていく。
空気も乾燥していくのがわかる。
同じ山岳地帯なのに、なぜここまで気候環境が異なるのか不思議だ。

ちょくちょく休憩を挟みながら、18時にようやくカルギルへ到着。
休憩や食事時間も含めると、10時間に及ぶバス旅だった。

行政区分的にはカルギルはラダック連邦直轄領だが、パキスタンと国境が近い(約10kmしか離れていない)ので、イスラム文化圏である。

パキスタンとの国境に近いということは、当然国境紛争の最前線でもあるわけで、1999年にはカルギルで大きな軍事衝突が起きている。

さて、バスから降りたぼくは早速、バスターミナルのチケットカウンターでザンスカール(Zanskar)行きのバスを手配しようとした。
しかし、ザンスカールへ行くバスはないと言う。
ザンスカールに行くには、タクシーを利用するしかないとのこと。

バスターミナルの隣にあるタクシープールに移動して、目があったおじさんに「明日、ザンスカールに行きたいんだけど」と話しかけてみる。
「いいよ、明日の朝出発ね」とスムーズに話が進んだのだが、一人で車を貸し切るとなると高くついてしまう。
そこで「他にザンスカールに行く人はいないかな。車をシェアしたいんだ」と聞いてみると、他のドライバー仲間に電話して確認してくれたが、今のところザンスカールに行きたがっている人はいないとのことだった。
一応、タクシーチャーターの値段を聞いてみると、一台で2,500ルピー(約4,300円)。
予想していた金額の半分くらいで、これなら一人でも全然払える。

というわけで、ザンスカールに行きたいという人が現れたら、シェアするという段取りで、とりあえず明朝の8時半に運転手と再び待ち合わせすることにした。

移動手段が決まったところで、バスターミナル周辺のゲストハウスにチェックインして、夕飯を食べた。

チキンカレー(赤い皿)しか頼んでいないのに、いろいろサービスしてくれた。

明日はいよいよ、ラダックの中でも一段とアクセスが難しい超秘境ザンスカール地方へ行く。

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