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【映画鑑賞記録】機動戦士ガンダムNT

このタイトルの「NT」は「ニュータイプ」の略ではなく「ナラティブ」の略だけど、それは今回の投稿の趣旨からズレるので一旦置いておく。

本作は「ガンダムユニコーン」の続編として制作された。そして「ガンダムユニコーン」というアニメは所謂「宇宙世紀シリーズ」の続編、「逆襲のシャア」から3年後の世界。すなわち初代ガンダムから連なる歴史の集大成の一つと言える。

宇宙で暮らすことで潜在的な能力が開花した人間を「ニュータイプ」と呼ぶ。本来「ニュータイプ」とは、言葉を交わさずとも理解し合える、分かり合える能力を備えた人という定義だった。それがいつしか全く逆の「特別な戦闘能力を有した戦士」として図らずも頭角を表す事態へと至ってしまう。

面識のない、名前も知らない人と分かり合うことができる。心で会話することができる。そのイデオロギーに、僕がまだ若い頃「インターネット」に抱いた幻想が重なる。僕にとって「インターネット」は多くの人と分かり合うための手段だと信じていた。今もその願いは微かながらに残っている。ところが実情はどうだろう。某掲示板では毎日のようにくだらない言い争いが繰り広げられている。掲示板だけではない。SNS でも同様だ。なぜ「分かり合うため」に使うことができないのだろう。

つまりどういうことか。僕はニュータイプということだ。酒とラーメンに溺れる一方で、自己顕示欲や承認欲求に魂を縛られていないスペシャルヒューマンだ。Web 2.0 なんて言葉がひと昔前にもてはやされたけれど、僕はもう既に Web X くらいまで進化しているということだ。いつまでみんな漢字Talkを使っているつもりだい?僕はもう Sonoma になってしまったよ。

あれ、なんの話してたんだっけ。ナラティブか。よくできた映画だったよ。意外と劇場版のガンダムはなぜかどれも出来が良い。「逆襲のシャア」とか「閃光のハサウェイ」とか。「SEED FREEDOM」は硬派なファンからは厳しい意見もあるようだけど僕は全然OKだったな。

ヘッダー画像はユニコーンの1号機、2号機。「機動戦士ガンダムNT」では3号機が登場する。

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