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三越前 - MIDETTE

とある漫画を読んでいたら急にアンテナショップに行きたくなった。どこのアンテナショップに行こうかな、、、と考えたときに一番最初に思い浮かんだのはなぜか「福島」だった。理由は自分でもよくわからない。

東日本大震災があった年、芝公園のオクトバーフェストで東北の地酒の出店があって、そこで福島のお酒「弥右衛門」を買ったことを思い出した。久しぶりにあれが飲みたいな、などと思いつつ足を運んだ。

ところで今、福島ってどういう状態なのだろう。テレビを見ない生活をしているから分からないけど、あまり話題を聞かなくなったような気がする。でもたぶん、状況はあまり良くなってないんだよね。

震災当初は IAEA の英語のサイトで逐一情報をチェックしていた。でも段々福島原発の情報更新頻度が下がっていき、次第に僕の関心も薄れていった。

でも心の片隅でずっと思っていた。IAEA の英語の情報からは見えてこない福島の生の現状を知りたい。どんな人が何をしていて、何を目標にしているのか。およそ7年間の間でどの程度の成果があったのか。そういうことを自分の目と耳で直接確かめたい。そして願わくば、その光景を僕なりの感性で写真として記録したい。

今はまだ一般人が視察するのは中々ハードルが高いようだ。それはそうだろう。僕みたいに漫画を読んだことがキッカケでふと思い出すようなポッと出の冷やかしみたいな人間ばかりじゃない。あの年からずっとずっと、そのことに思いを馳せてきた人もたくさんいるはずだ。僕なんかよりもそういう人たちがまず足を踏み入れるべきだ。

福島第一原子力発電所へ。

巨匠・篠山紀信が「いまの福島第一原発」で目にしたもの

自分自身で福島原発を体験するのは今は叶わない願いかもしれないけれど、調べてみたらとても良い記事を見つけた。現場の息遣いが伝わってくる。

「弥右衛門」は見つかったけど、四合瓶で3000円弱。。。そんな高い酒だったっけ?小さいサイズがあったのでそちらを購入した。偉そうなことを言っておきながらしょっぱい買い物で申し訳ない。

震災の年はまだ日本酒デビューから日が浅くて、正直美味しいのかどうかよく分からなかったけど、改めて飲んでみると中々に切れ味のある辛口のお酒で美味しい。

そしていか大根がめちゃくちゃ美味しかった。日本酒のアテにオススメ。

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