ガンプラ 一眼撮影の裏側
なぜか最後はヴェンダースやフェリーニに言及するという不思議なガンプラの話。
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ヘッダー画像は「水星の魔女」の「ガンヴォルヴァ」。本編では無人のモブ機体なのにプラモデルの方はやけにかっこよくて気に入っている。
僕は熱しやすく冷めやすいので、ガンプラマイブームもすぐ終わる可能性があるなと思ってたのだけど、自分でも異常だと思うほどにのめりこんでいる。
今、僕の部屋の一角はこのような状態になっている。中央に配置されているのは「SEED Destiny」の「シラヌイアカツキ」だ。制作過程における僕の初歩的なミスのせいでシラヌイ要素が皆無であるところは目を瞑っていただきたい。
ガンプラ作って撮影する、それがこんなにも楽しいことだとは思わなかったんだ。背景となるものは Amazon でそれっぽいものを購入し、光源は左右に配備。そしてRaw撮影してゴリゴリに現像するとどういう写真が出来上がるか。
部屋の明かりを消さずとも、このような表現ができるのは照明を配備しているからだ。しかし、それだけではこのような仕上がりにはならない。Rawで撮影して Lightroom でガッツリ現像する必要がある。現像前と後とではこれくらいの違いがある。
Lightroom による現像方法については有料記事にて公開しています。(嘘)
実は既にもう「積みガンプラ」がいくつかあるという状態まで頭がおかしくなっている。「RX-78(1st ガンダム)」「ケンプファー」「ミカエリス」「キャリバーン」「ダリルバルデ」。
「ダリルバルデ」を入手したのは「水星の魔女」で一番好きなキャラクターであるグエル・ジェタークが搭乗する機体だから。
財閥の御曹司で学園トップのエースパイロットという立場から一転、水星から来た田舎者の娘にコテンパンにされ親から勘当された後、運命のいたずらにより父親を自ら殺めた挙句アーシアンの捕虜となり全てを失う。そこではじめて自分がいかに思い上がっていたか、視野が狭かったか、そして自分にとって大切なものとは何なのか、ということに目覚める一連の流れに強い共感を覚える。
己を矯正せざるを得ないほどの強烈な挫折を体験し人生を取り戻していく、というストーリーが好きなんだろうな。「パリ、テキサス」のトラヴィスや「道」のザンパノ、そして僕自身の姿さえ重なる。
なんか変な終わり方になってしまったけど、要するにガンプラの一眼撮影は楽しいということでございます。
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