*〜ちょっと休憩〜『踊りと私の話』作者より*
初めてここを目にしてくださった方、初めまして。
続けて読んでくださっている方、ありがとうございます。
連載中の『踊りと私の話』。
このお話の作者です。
前回(4話目)で小さな一区切り、、小さな卒業をした女の子が幼児期からステップアップする、階段で言うところの踊り場みたいなタイミングかな、と思いまして。
ちょっと思いつき、休憩の小話を挟むことにしました。
2年ほど前。
世界中が止まってしまった期間を、これも何かのタイミングと自分の棚卸しのような期間にしていた時のこと。
これまでの自分を振り返ってみたときに、私は自分から能動的に動くというよりも、いつも自分の意思よりも先に現実や状況が先にやってきて導かれていくような人生で。本当にそのまま今まで来られたことの幸運と面白さを改めて思ったのでした。
(そのことを書いたエッセイはこちらです↓)
その、私の、自分で意図しないで歩いていると誰かに手をひかれて扉が開いていくような導かれ=『ライド型人生』の軸になってきたもののひとつがきっと「踊り」なのだろうなと思うのですが、、
その一番最初のきっかけがまた「車酔いにいいかも」という母のひらめきであり自分の意思ではなかった、ということなどをふわりふわりと考えていたときに、これまでの人生で一度も踊りとの縁が切れたことがなかったなぁと。
まだ何も自分の将来も考えることも想像することもしていなかった幼少期に出会った踊りが、ここまでの道のりを繋いでくれてきたのだなぁと。
踊りに導いてもらったような人生みたいね、と思い、それを何かに書いてみたい、もうひとつ言えば、小さな形に一度まとめてどこかに置いておいてみたい、と思ったのでした。
さぁ、ではどうしよう。
どこに書こうかしら。
どんなテイストにしよう?
単に自分の思い出のエッセイのようにしても良かったのだけれど、うーん、、何かちょっと違う気がする。
ある時に、ふと、やってみようと思い、書き始めたのが、「きこ」という自分の分身のような一人の女の子の成長の物語。
もう大人になっているその子が自分の生い立ちを振り返りながら、という形なら今の私自身と重なって言葉にしやすいのじゃないかと思って、今の形となりました。
ちなみに「きこ」というのは、私のアメリカンネーム。
10代の頃に踊りや芝居などの今につながる活動を始めた頃に仲間から呼ばれていた名前がアメリカの友人や知り合いに伝わり、そのまま定着している呼び名です。
正確には「きーこ」なのですが、アルファベットで書くときはKiko。
あの頃からの呼び名でもあるし、今後私がアメリカで活動することがあれば間違いなく使う名前だろうし。自分のもうひとつの名前である「きーこ」をこの世界に存在させていってみようか。
あ、これがいい、と。
そうして、お話の主人公の名前にして文章の中に書いてあるのを見た時に心地よいと自分が感じるバランスを探っていった結果、Kikoをそのまま読んだ「きこ」にすることにしました。
次回からクラッシックバレエ編になる予定です。
うまく書き続けられるかなぁ。
わからないけれど。
自分のために書いてみよう、という気持ちを忘れずに。
ひとつづつここに残していこうと思います。
ご縁あり訪れてくださった方でもしも何かを感じてくださることがあったら何かのフレーズや一言感想などどこかにいただけましたらとても励みになります。
もちろんさらりと読んでいってくださるだけで充分幸せです。
そんな時に「きたよー」の印の意味で右下のハートをぽんと足あとのように押していっていただけましたら、RPGにありそうな「深い森の奥の奥に人知れずある小さなお店」という場所にふらりと誰かが訪れてくれたという幸せに舞い踊る私からの全力の感謝の念を送ります。
そして。
この拙いお話にいただいているお心づかいや応援やメッセージのお礼を改めて。
恐縮であるとともに、心に力をいただいています。
一人ではないと思うことで頑張って書いてみようという気持ちになることを知りました。
どなたにも、どうぞご無理をされることがありませんように。
皆様にいただいているお気持ちは有り難く書き続けていく力にいたします。
もうひとつ。
各話100円となってはいますが全文無料で読める設定にしています。
あの頃。
ちょっとずつチャレンジを重ねていったことを思い出しながら。
引き続き書いてみますのでよろしければ一緒にお付き合いください。
次回のお話
*一話からこちらにまとめています。
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