自分のために
昔から、すごく両極端なところがあって
安心安全波風も刺激もない自分だけの世界だけで生きていたい、という想いがベースにありながら
自分の枠がどんどん外されていくような場所に焦がれている自分、というのが同居しているのを知っている。
そうでなかったら、あの、人見知りで全く目立たないこどもだった私が、いくら一番の親友からの誘いだったとはいえ、舞台や人前に出ていく世界に入ってみよう、なんて、きっと、思わなかった。
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困ったことに、私は、とっても不器用なところがあって
いつも100%自分を飛び込ませてしまう。
それは、時にいい時もあるけれど、自分のバランスが崩れてしまって、ツーーーー、、、と、ショートしてしまうことも多いので
ここにきて、やっと
少し緩い部分を持っていってみよう
と思えるようになった。
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私なりの方法は
優しい気持ちになる好きな世界を心に持っておく。
いつでも戻ってきていい場所を持っておく。
休めるときは存分に休む。
これって、本当は、全然特別なことでもなんでもなくて、普通のことなのだろうな、と思うのだけど
今の私には、とても大切なことだと思ったので、書いておこうと。
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自分のことって、自分では本当にわからない。
大人しいと思っていたけれど
ものすごく明るいところもあったし
泣き虫だけど
笑うことが大好きだということを知った。
家にいるのが好きだし
1人で過ごすのが好きで
こんなふうに、文章を書いていることが大好きだけど
舞台やコンサートも続けているし
続けさせてもらえる環境をいただいている。
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どんなことがやってくることになっても
自分だけの安心な世界
〜〜
平和で、あたたかくて、優しくて
愛と、柔らかな笑顔
毛布のような安心と、暖炉みたいなあたたかさ
〜〜
ふかふかのベッドみたいな
これが
私の心の中にある
一番大事な場所なのだと思う。
さっき
『持っておくこと』
という書き方をしたけれど
正確には
『あることを知っておく、覚えておくこと』
だと思う。
この場所を、見ないようにして、アクセスすることをやめてしまうことは、できてしまうけれど
なくしてしまうことは、できないはず、と思ってる。
必ず持っているはずの場所だから。
どんな時にも
この安心が心の中にあることを知っておくこと。
何があっても、自分が自分を守ってくれる、この場所がある、と覚えておくこと。
いつでも、帰れると、覚えておくこと。
自分のために。備忘録。