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踊り | モダン AlvinAiley
私がAlvin Ailey American Dance Theatre(アルビンエイリー)を知ったのは、高校を卒業して間もなくの頃。
それまでやっていたクラッシックバレエとは別に、本格的に踊りを始めたのが高校在学中で。
当時はクラッシックバレエ以外で大人に混じって踊りのスタジオへ通う子というのは結構珍しく。ダンサー達に混じって1人高校生という感じ。
そこから一年も経たない時期だったと思います。
今ではよく知られたカンパニーですが
その頃はまだ日本では知っている人は多くなかったみたい。
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当時私が通っていたのはホートンというテクニックを中心にしているモダン。
《「ホートン・テクニック」とは》
1930~40年代にLester Horton=レスター・ホートン(1906~1953)によって作り上げられた、アメリカのモダンダンスの主流テクニックのひとつ。
アメリカの歴史的なダンサー/振付家であるアルビン・エイリー(1931~1989)の数々の作品で、ホートン・テクニックが使われている。
解剖学的に正しく考えられ最大限に体を使うことを目的として考案され、変化に富んだ音楽に合わせ大きく動くことに重点を置く。アメリカ原住民の舞踊/アフリカの舞踊を研究し発展させていている。
始めた頃はホートンというテクニックがあることも知らないままに、縁と自分の心の動くまま自然な流れで学ぶことになっていたのが、それだった、というのがまぁ私らしいところ。
当時の私にはとんでもなくハードなレッスンに身体が馴染んできた頃に出会ったのがアルビンエイリーの作品でした。
最初は誰かから「こんなの観てみる?」と渡された一本のビデオテープだったように思います。
ほぼ黒人のダンサーで構成されたカンパニー。
2人だけ(当時)日本人と思われるダンサーがいて。
その作品群の美しさと激しさ。
身体の大きさしなやかさ力強さ。
どの作品からも、他では感じられたことのない、心の奥をぎゅっとつまかれる感じ。
たまたまそのタイミングで深夜にたった一夜だけ
アルビンエイリーの特集がNHKで放送されて。
録画したのを文字通り擦り切れるほど観て。
NYのカンパニー。
少しでもここに近づけるものはないのか、と情報を集めていった先につながったのはなんと、自分の通っているスタジオ。
私が学んでいたのはアルビンと同じホートン・テクニックであり、先生はそのカンパニーの(当時)2人だけいた日本人をよく知る人だ、ということでした。
縁は、流れは、不思議。
本格的に踊りを始めてすぐに仕事に声をかけられていっため、そうすると踊りのスタイルも様々。オールドスタイルのジャズから、流行りだったハウスダンス、ショーやパレードなどでは華やかに、、と、現場と、そこで出会う人たち、MTVで観るMVなどからも様々なスタイルを吸収していました。
踊りはその場に合うものがあり、スタイルは全て歴史であり。それらを知っていく面白さはたまらなく。
踊り分けることの楽しさよ!というのは今も同じですが。
![](https://assets.st-note.com/img/1731657161-CmFoiY0cUa9Kkdg4tPGQWTRJ.jpg)
そうやって踊ることを仕事として楽しむこととは別で、私はこのホートンというテクニックと、アルビンの作品に夢中になっていったのでした。
そして私が学ぶことになり今も大切に思っていること
この続きは、また。
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昔のものが残っていることが嬉しい