忍術は社会人の必須リスキリングスキル
めっちゃこんにちは。
YouTubeにおいて興味深い動画を視聴した。
「忍術」についての内容である。
「人の心に忍び込む」達人であった忍者たちの心得の数々は、現代人にも大いに生きるものである。
社会人である私にとっても必須スキルであること感じた。
あなたは忍術を使いこなしているだろうか。
私はまだまだである。
この時代、AIの進化もあり、個人は絶えず新しいスキルを身に付けなければならない。
国を上げてリスキリングの必要性が叫ばれる現代社会において、私は「忍術」こそが社会人にとって最も重要なスキルであると考える。
動画の中から社会人が参考にすべき「忍術」を3つピックアップした。
社会人として必須となるスキルである、お得意先との会食をうまく切り抜けるビジネスパーソンを例に見ていきたい。
さて、この夏は国を上げて忍術を身につけようではないか。
忍術とは何か
まずは前提として確認である。
勝手な解釈を加えると、極めてインポッシブルなミッションに対し、情報戦で戦況を優位に運ぶため編み出された術といえる。
これは、日本の各地で戦うビジネスマンたちも必須で身につけねばならないだろう。
会食の目的
今回例に出す「会食」であるが、これはビジネス上の接点がある得意先と、人間関係深耕や今後に向けた情報交換のため、行われるものである。
俗にいう「会社の経費」が用いられるため、一般的な飲み会とは大きく異なり、会社の利益となりうる関係構築や、情報の収集が求められる。
これはこれは、忍術が活きてきそうな土俵ではないか。
さて、3つの忍術、見ていこう。
1.うつけ者を演じる
忍者は密偵の対象とする人間の輪に入る際、「うつけ者を演じる」という術を使っていたようである。
会食において、お得意先様から「こいつは何も知らないな」と思われてはならない、そう思ってはいないだろうか。
生半可な知識で、利口を装ってはならない。
人間というものは「うつけ」に物を教えてあげたくなるからである。
ポイントは、「自身が何も知らない馬鹿だ」と卑屈になるのではなく、「今はまだ何も知りませんが、色んなことむっちゃ知りたいです!」と何かキラキラした佇まいでいることだ。
表情は"ちいかわ"で佇むべし。
2.「忍術の三病」恐れ、侮り、考えすぎ
「恐れ、侮り、考えすぎ」を無くすことができれば、光速で他者の懐に侵入できるようだ。
それならば、会食においても全く同様に振る舞うべきである。
まず1点目、過剰に得意先との飲み会を恐れてはならない。
相手が大企業の役員である、初めての会食だ、契約交渉の前週である、そんなことは関係ない。
話し方や態度が普段と大きく違いそうな人間とは、到底仲を深めることはできないだろう。
次に2点目だが、逆に得意先との飲み会を侮ってもいけない。
よく犯してしまうタイミングが、前回うまく盛り上がり、仲の深まった得意先との2回目以降の会食時である。
ついセッティングや気遣いが甘くなってしまうこともあろう。侮るなかれ。
最後3点目に、あまりに大切に考えすぎ、余計なことまで考えると、意思決定が進まない。
お店選びは、会食の成否に関わる重要な局面である。
その一方で、
「あの方はお魚が苦手と聞いた」「全員の自宅へ帰りやすい駅で」「あの社長は日本酒にこだわりがある」「上司からは予算をケチられている」…
事前情報に振り回され、ようやく見つけ出したお店が予約でいっぱいなどということも考えられる。外せないポイントを何点か絞ったら、即電話予約である。
3.諸芸に通じ、時間を埋める
この点は驚きである。若手ビジネスマンの心得を逆に忍者も会得していたようだ。
会食の前半から中盤にかけて、謎の間が生じそうになる場面もあろう。
そこでこの忍術の出番である。
若手たる者、”詩文あるいは謡、舞、小唄、拍子、物まね等の遊芸”にて宴席を盛り上げようではないか。
場の空気に合わせ、内容のドギツさにグラデーションを持った鉄板トークを3枚ほど手札に忍ばせていると心強い。
4.最大の使命は必ず"生きて帰る"こと
忍者の最も大事な使命は、敵方の情報を主君に伝えるため必ず生きて帰ることであったという。
会食の目的を思い出してほしい。
人間関係を深め、会社にとって明日の商売のタネとなる情報を持ち帰らねばならない。
緊張とアルコールに飲まれて野垂死ぬようでは、本物の忍びとは名乗れないのである・・・!
結び
人間の懐に忍びこむ、なんていうのは正直人聞きが悪い。
だが、こう考えるとどうだろう。
相手の気持ちを深いところで、解像度高く理解する努力は相手への思いやりと言える。
忍者が敵方に忍びこんで情報を嗅ぎまわるのも、正面衝突を避ける「根回し」といってもよいのではなかろうか。
日本国民、総忍者社会へ。ここらで、どろん。