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退院カンファレンス

2024/08 退院日。

本日の車中のお供は「鬼滅の刃 柱稽古編」を音だけで。


「我々はやり遂げなければならない、頑張るのだ」


悲鳴嶼さん、わたし頑張ります。


予定時間前に現着すると、いつも通りデイルームで待機するようにと命ぜられる。

10分程して病棟の看護師さん登場。

すでにカンファレンス(以降カンファ)の予定時間は過ぎているが…と、思いながら対面する。

「退院の時、病棟の車椅子だとアレなので、外来のを取って来て下さい。」



病棟勤務経験があると、こういった所が目につく。

例えば、処置の方法や声かけなどは、各々の看護観があるので、一概に正誤を判断できない。治療方針はもちろん、看護計画をどういった経緯で立てたかにもよって、色々変わってくるので「あぁ何かしらお考えが」と思案できる。

しかし、だ。

時間通りにカンファが始まらない。


恐らく、同じデイルームにいるのは、カンファに参加する、ケースワーカーさんと訪問看護師さん。

他職種との連携が命の在宅看護において、待たせるとは何事か。もちろん時間前に来ているのは、イチ社会人として当然なのだが、予定時間に開始できない不手際さは如何なものか。

あと、車椅子。

先に言ってください。時間の無駄です。

もひとつ。

アレって何ですか?

同席者は、連携室の室長さん(いつもの担当者は欠勤にて代理)、訪問看護師さん、病棟の看護師さん、当事者の母、と私の5名。

デイルームで行われる事に驚く。

面談室などの個室が一般的と考えていましたが…他の施設・医療機関の方、どう思いますか?


病棟看護師より経緯説明が始まる。

電子カルテを見る事ができる、ノートパソコンに齧り付きながら。


いやいや、状況は把握していないのですか?

カンファ舐めてない?


時々、室長さんにフォローしていただきながら、要点を押さえていない説明が、終わる。

途中「えぇ〜と…」「ちょっと担当に聞いてきます(中座)」など、不手際を露呈しながら。

義足の今後や、皮膚損傷について質問するが、目が100m自由形。


私は、あなたの指導者でも、先輩看護師でもないけれど…もう少し安寧なカンファが良かったかな。

とりあえず、皮膚科や整形外科の診察は終了しているので、全て私の判断で進め、サクサク決定していく。


都度、室長さんは、母に確認するが、

「勝手にこんな事決めるなんて!」「病気が悪くなったのはお父さんのせい」と、母は全く理解できず、相変わらず自分の話ばかり。

まあ、認知症なので仕方ない。


しかし、室長さんは、

「何度か担当がお話してるんですよ。」「まずは、やってみましょう。」「できなかったら、また考えていけば良いですから。」

と、穏やかに説明。プロだなぁ。

とりあえず、退院カンファレンスは終了。


続く。


ここに至るまでのドタバタはコチラ。↓

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