圧迫面接を受けてきた話
前回の記事で書いた会社より、熱烈な歓迎の伴う内定を頂いており
無事転職活動も佳境を迎えているのだが
エージェントから紹介された別の会社にもエントリーをしてしまっていたので
まあこれも社会経験ということで、先日面接を受けてきた。以下、御社(笑)とする。
(以下特定を防ぐため、一部フェイクを含むことをご了承願いたい)
そして、タイトル通りである。
まず大前提として、半年も耐えられなかった新人を採るほど御社(笑)には余裕がないとのことであった。(お言葉であるが、半年は耐えている)
そして、いまコロナの影響で教育をする余裕もないとのことであった。(ホームページには手厚い教育と書かれている)
最後に、あなたのような精神力しかない人間が看護師ができるのか的なことを尋ねられた。
その時点で、『それをわざわざ伝えるために面接に来させたのか』という怒りが湧き
30%くらいはあった御社(笑)への興味はゼロ、むしろマイナスとなっていたため
そんなんこっちから願い下げだと思いながら、はい、はい、と聞き流しつつマスクの下で変顔を決め込んでいた。
あとはもう
私を採りたくないので欠点をアピールする御社(笑)
vs
消化試合なのでさっさと帰りたい私
途中から相槌も面倒くさくなり、言われたことを適当にメモにとり続けていた。
一応細かい勤務希望や条件等も聞かれたが、そもそも勤務することを希望していないので、条件も何もねえよと思いつつ、また、はい、はい、と何でもやります感を出してきた。
そもそも消化試合だと分かっていたので
『あ〜断るの申し訳ないなあ』等と思いながら前日夜はセーブしながら酒を飲んでいたのであるが
こんなことなら二日酔いぶちかますまで飲んでおけば良かったとさえ思った。
とはいえ、一般的な新人看護師への風当たりはこんなもんなのだろうとも思った。
いくら新卒採用する訪問看護ステーションが増えてきているとはいえ
そうしたいと思ってもできない、そしてそこまでの余裕がないから最初からいらないというステーションもまだまだ少なくない。
そしてこの業界の風潮の最たるものともいえる『使えないから邪魔』という露骨な新人嫌悪を凝り固めた人間が、たまたま本日の面接担当者だっただけの話である。
色々と思うところはあり、その日はまあまあ疲れた1日ではあったが
とりあえず『他の比較することは必要』というエージェントの言葉を、思っていたのと違う意味で噛み締めた1日であった。