コロナ 少し減ったか。。

私のオフィスは病院の4階にあり、4階には外科病棟が4病棟あります。昨年の12月から増え続けていたコロナ患者により、その4病棟すべてがコロナ病棟となってたわけですが、今日そのうちの1つが空になりコロナ病棟ではなくなりました!イエーイ!👍

トータルのコロナ患者数も多い時で200人を超えてましたが、今は100数十名ということです。(病院も以前はしょっちゅうそういう数字をアップデートしていたのに、最近見せたくないのか毎日のアップデートはなく・・・🤨)

しかし、これとは裏腹に重症患者数の減少はほぼほぼ見られません。むしろ重症患者の入院長期化に伴い、すべてのICUベッドがコロナ患者で埋められている状況です。60数ベッドかな。。ICUも4病棟あり(CCUを入れると5病棟)、私はICUの担当なのでICUのWoundやストマの患者さんを見に行きますが、肌感覚的には「減った」とか「良くなってきている」というのは全くないです。悲しいかな今後も良くなる見込みはなく呼吸器をつけ、昇圧剤を最大限使用し、いわゆる「生かされている」「ただその時を待っている」という患者さんも少なくないです。

緩和ケアチームやソーシャルワーカーなどが介入し、患者さん家族とフェイスタイムでミーティングを重ね、患者さんの現状・先のない予後に理解をもらえるよう働きかけ、Full Code(心肺停止になった際も心臓マッサージから薬剤、すべて行えることは行うこと)からDNR (Do not resuscitate 蘇生しない)さらにComfort measures (呼吸器を外し昇圧剤などもすべて止め自然の状態にすること=つまりたいていの場合これに切り替えると数分・数時間内に亡くなります)の状況に切り替えたりしています。Full codeのままで心肺停止になるとCode Blueのアナウンスが全館に流れますがそのアナウンスも今日日中2回ありました。それにプラスDNRやComfort measuresで静かに亡くなっていった方も数名。。ほんとこんな状況なのでCOVID ICUから元気になって一般病棟へと行く患者さんの数は極めて少ない印象です。

そして今もとりあえず普通にNon-Covidの患者さんでICUレベルのケアが必要な人もいるわけで、しかしICUのベッドは使えず。。。。うちの病院では隣接している子供病院のPICU(Pediatric ICU)病棟や、手術後に使うリカバリールームの一部をICUベッドにしてコロナにかかってないICU患者さんをそこで見たりしています。

こちらのニュースで今日私のいるロサンゼルスでは12,332人の新たなコロナ患者が報告され、352人がコロナで亡くなっています。カリフォルニア州でいうとコロナ患者は32,299人、亡くなったコロナ患者さんは630人とのこと。患者数増加スピードは12月の下旬1月上旬よりは多少スローになってきており、カリフォルニア州の州知事もStay-at-home orderを解除したところですが、う~~~~む。。。まだまだですね。。。

まぁ簡単に撲滅はできなさそうだし、しばらくはWithコロナでいく覚悟が必要。そうするにはいろんな人が生活もしていかないといけないわけだし、みんな利口に感染予防しながら普通に戻せそうなところは戻していく、戻しちゃいけないところはきっちりコントロールしていくことが必要ですね。頑張りましょう!💪😊


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