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『がんばりすぎない技術』ワーク解説その③
前回からずいぶん時間が空いてしまいました(汗
その間に怒涛の新学期が始まり、コロナ対策に気をつけつつ、いつもと変わらない授業ができています。オンライン授業の話もちらほら聞こえてきていますが、対面で授業をさせてもらえるのは気を遣うけどありがたいです。
今日はワーク解説の3回目。4月に発売した拙著『仕事の「しんどい」がスーッとほぐれる!先生のためのがんばりすぎない技術』の「理想の自分・理想の一日を思い描こう」について解説していきます。
そもそもなぜここで、「理想の自分・理想の一日」をイメージするか?ということです。ずばり、「自分の行きたいところ(≒ゴール)を把握するため」なんです。ただ、あくまでも思い描くだけでいいんです。
「この理想の一日を実現するために、こんなことをやらねば!」とガツガツやっていくのは想像していなくて(もちろん、してもOKですよ(笑))。自分の中の「こういう一日が心地いいな~」ということをイメージして、思い出してもらうためのワークです。
脳の仕組みとして、「感情を追体験できるぐらいリアルに共有したものを実現しようとする」という働きがあります。あまり高すぎる理想を描く必要はありません。「本を10冊出して、毎週のように講演会に行って…」というのも悪くないですけど、それって本当に自分の過ごしたい理想の姿なんですか?僕自身も未だにそうだけど、知らず知らずのうちに世間からの「こういう姿が理想的な人生だ!」と言うのを刷り込まれているんです。
なので、「わくわくする」という感覚も、絶叫系のジェットコースターに乗る時に体験するような、アドレナリンが放出される感覚の「わくわく」ではなく、胸の奥が熱くなるようなわくわく感を感じられるような姿をイメージするといいでしょう。
そのために、このワークに取り組む前に、1つ目のワークにある深呼吸をしてみたり、2つ目のワークにある夢100個を書き出してみてもいいでしょう。普段の自分の思考の奥の奥、潜在意識の領域に隠された扉を、そっと開いてみてください。きっと、あなたの胸の奥にそんな景色があります。
「なんかついついネガティブなことばかり考えてしまう…」と言う方、無理しなくてもいいんです!今は「理想の一日」を考えるためのエネルギーがないだけかもしれません。そんな時は、無理せず飛ばしてください(笑)
僕も数年前にこのワークに何度か取り組みました。そして、その時のイメージを絵に描いてみたのですが……気がつくと、半分ぐらいかなっているんですね。ここで描いた「理想の自分・理想の一日」はすぐにかなわないかもしれません。だけど、意識するだけでいいんです。今意識して、明日には忘れても大丈夫(笑)理想の自分に近づく第一歩を踏み出しています。
大丈夫です。きっとうまくいきます。
あまり力まずに、ゆったりと楽しんでみましょう~
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